フレンチフラッグシップサルーンの継承

こんにちは!Canalです。

今回は「フレンチフラッグシップサルーンの継承」という事でフランス車のフラッグシップモデルを取り上げていきます!

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はじめに…

フレンチサルーンは「粋人」と言える

フランス車のフラッグシップサルーンにはこの「粋人」という言葉が当てはまるのではないかと思います。この言葉には風雅,風流を好む豊かな趣味を持つ人という意味があります。俗物とかけ離れたフランス車の独創的な魅力と他の何にも似ていない雰囲気は正に「粋人」と言えます。

フラッグシップサルーンの現在

かつてはルノー,プジョー,シトロエン等の大手のメーカーはフラッグシップサルーンを持っていましたが今ではルノーからタリスマンとDSのDS9の2車種のみとなっています。
しかし、そのタリスマンも販売終了が噂されています。また、シトロエンは中国市場ではサルーンを残しているもののフランスでは販売をしていないのが現状です。

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フラッグシップの歴史と特徴を考える

過去にどのようなモデルがあったのか振り返っていきますが、過去に行き過ぎると戦前のプジョー601辺りまで遡ってしまうので今回は戦後からのモデルを振り返り、それぞれのブランドの特徴を見ていきます。

~シトロエン~

DS

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CX

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XM

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C6

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1955年デビューのDSから戦後のシトロエンのフラッグシップサルーンの歴史は始まっていきます。
異次元の乗り心地と誰にも似ていないデザインを持ったDSは1975年まで生産されたロングモデルとなりました。その総生産台数は約145万台にもなります。

そして、DSの後継車としてデビューしたのがCX。DSと同じように空力を意識したボディーを持ちつつかなりモダンになったデザインが特徴的なモデルです。このCXもDSと同じように長生きしたモデルとなり、1989年まで生産されました。あまり知られていないかもしれませんがスポーティーなターボモデルもありました。当時としてはかなりハイパフォーマンスカーでシトロエンの隠れた名車ともいえます。

CXの後にデビューしたのがXM。XMではボディー形状がCXのセダンとは異なり、ハッチバックになった点が特徴的です。また、サスペンションがハイドラクティブに改良されたのもXMからです。個人的にXMで注目したいのがブレークモデルの存在です。XM以前のモデルでもブレークはありましたが、XMのブレークはXMの特徴である段差を描くサイドウィンドウ下のラインも不思議と全体に溶け込み、正に傑作です。

2000年まで生産されたXMから少し時代が飛び、2005年にデビューしたのがC6です。今更言う事ではありませんが本当に素晴らしいデザインを持った車でした。他の追随を許さないのはデザインだけでなく先進的装備においても感じられます。シトロエン独自のハイドロサスペンションは更に進化を遂げ、今までのシトロエンから更に一新されたような車です。

シトロエンのフラッグシップサルーン全般にいえる事はとにかく先進的で個性が強いという事。一度見たら忘れられないようなデザインもさることながら、メカニズムにおいてもハイドロニューマチック,ハイドラクティブサスペンション等の他の車では見られない先進的かつ独特の特徴が多くあります。シトロエンの「想像を超えていく」という精神が感じられます。

~プジョー~

604

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605

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607

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601が1935年に販売が終了し、その後しばらく途絶えていた60○シリーズは1974年の604で復活となりました。また、604は戦後初の6気筒車でもありました。ピニンファリーナの手掛けたデザインはプジョーのフラッグシップらしく落ち着いた印象となっています。しかし、高額だったという事もあり、販売台数は今ひとつでした。

604の販売終了から数年後にデビューしたのが605です。605の革新的な点としてはフラッグシップモデルでありながら、前輪駆動を採用したという事です。これは一歩もニ歩進んでいたと言えます。

そして、その後にデビューしたのが607です。流麗なルーフラインが目を引くデザインで開放感も高く、流石はプジョーといった所です。日本での販売は残念ながら今ひとつで前期型のみの販売で終了してしまいました。

プジョーのサルーンは先程のシトロエンと比べてしまうととても地味に感じられてしまいそうですがプジョーのサルーンは比較的オーソドックスな所に評価する点があります。地味に見えるデザインの中にハッとさせられるポイントがあります。そして、やっぱりフランス車だなと思わせてくれます。

~ルノー~

30

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25

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サフラン

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ヴェルサティス

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ルノーのフラッグシップモデルとして1974年にデビューした車が30です。ルノーのフラッグシップでありながら駆動方式は前輪駆動ハッチバックボディーだった点にルノーの実用的かつ合理主義さが感じられます。

その後、30の後継車としてデビューした25は30と同じようなハッチバックボディーと当時としては優れたCd値0.28という空力性能を武器としていました。25ではバカラという上級モデルが設定され、日本でも人気を収めました。

25の後継車であるサフランのポイントは日本人デザイナーの永島譲二さんによってデザインされたということです。従来のフランス車らしさは薄まりつつも個性あるデザインになっています。そのサフランの後継車としてヴェルサティスがデビューしました。ヴェルサティスは前衛的なデザインが特徴で高級車なのにハッチバックという点では従来と変わりませんが、よりパッケージングに磨きをかけました。ヒットにはなりませんでしたがルノーらしさの溢れる1台だった事に間違いはありません。

ルノーのフラッグシップサルーンは全体的に巧みなパッケージングが特徴となっています。フラッグシップモデルでありながらハッチバック形状のボディーを持ち、合理主義的なルノーらしさを感じる部分でもあります。しかし、優れたパッケージングを持つハッチバック形状のフラッグシップというのは商業的には成功出来ないというのが常識になりつつある点は残念ですね…

まとめ

今回はフランスのフラッグシップサルーンを特集していきました。フランス車のフラッグシップモデルを見ていくと他の国の車とは違った個性を感じますね。しかし、魅力が詰まったフランス車のフラッグシップモデルも減ってきているというのが悲しい現実です…。