【Canal的フランス車分析】プジョー308 1.5Lディーゼルをレビュー!

 

今回は、我が家の車を車検に出した際の代車でやってきた「プジョー308 1.5Lディーゼル」をご紹介していきます。

 

グレードは「アリュール」で、ディーゼル搭載モデルの最廉価グレードになります。

 

 

まずは、現行型プジョー308がどのような車なのか簡単に説明します。

308は、2013年にフランクフルトモーターショーでデビューしたプジョーのCセグメントカーです。

2017年にマイナーチェンジを行い、先進安全装備が追加されました。パワートレインは「1.2L ガソリン」と「1.5L ディーゼル」と「2.0L ハイパワーディーゼル」があり、自分に合った仕様を選ぶ事が出来ます。

また、ボディ形状はハッチバックの他にワゴンタイプもあり、価格差は約25万円で、今年中に新型がデビューするという噂もあります。

説明はこれくらいにして、エクステリアから紹介していきます!

 

エクステリアデザイン

 

フロント

 

まずは、マイナーチェンジ前モデルのフロントをご覧下さい。

 

出典:https://carboss.jp/

 

次がマイナーチェンジ後のフロント周り。

 

 

フロントデザインで、特徴的なのはヘッドライトです。牙が入ったようなデザインが、他車との違いをアピールしています。

フロントは2017年マイナーチェンジ前のモデルのGT形を除いてエンブレムがボンネット先端に装着されており、おとなしい雰囲気でしたが、マイナーチェンジ後では全車プジョーのエンブレムがグリル内に装着されスポーティーな雰囲気になりました。

また、ヘッドライトから斜めに入ったラインが、更にスポーティーさを演出していると感じます。個人的にはスポーティーになった後期型が好きですね。

最近のプジョーは、508を筆頭に全体的にスポーティーなデザインを推していますね。

これは同じグループである「シトロエンと差別化を図る為」だと推測します。販売台数を狙う「プジョー」とニッチな層を狙う「シトロエン」といったところでしょうか。

 

サイド

 

 

次はサイドビュー。まず初めに思った事としては、後部座席の窓が大きく開放感がある事です。

デザイン重視で閉塞感の強い車が多い中で、好感が持てます。ただ、もう少し個性があっても良いのでは…?とも思います。

例えば、VWのゴルフでは、太く安定感のあるCピラーがあったり、同郷のルノー・メガーヌでは、リアフェンダーの立体的な造形があったりします。それらに比べると少し物足りない感じが否めないですね。

しかし、他車に無いポイントとしては窓枠にメッキが使われている点があります。

メッキを使う事で高級感を出すことに成功しています。また、この車のグレードは最廉価の「アリュール」なのでホイールも控えめですが、GTラインになると「1インチ大きなホイールとエアロ」が付いてよりスポーティーな雰囲気になっています。

リア

 

 

続いてリアです。リアで特徴的なのはテールライトです。

縦に鋭くデザインされたテールライトはプジョーのシンボルでもある「ライオン」をイメージしています。

スポーティーかつプジョーの個性にもなるので、個人的には好みなデザインです。

 

 

リア全体としては、ボディカラーがホワイトという事が影響しているかもしれませんが、ややのっぺりしているように感じました。

 

インテリア

 

続いてインテリアを見ていきましょう。

 

 

ドアを開けて真っ先に目につくのは小径のステアリング。

これはプジョー独自の「i-Cockpit」というドライビングコンセプトによるもので、小径ステアリングの上からメーターパネルを見るというシステムで非常に個性的です。比較的コンサバティブなエクステリアからは想像できませんね。

この小径ステアリングに関して、308に初めて乗った私の両親は「慣れない」と言っていたので、初めてプジョーを購入するという方は自分に合うか要チェックです。

また、シフトレバーにおいてもカッコは良いですが、操作が独特なのでこちらも慣れが必要です。

 

 

308のインパネのセンターには、7インチのタッチスクリーンが装備されています。

スマホと接続する事でナビを映したり、音楽を聴いたりする事が出来ます。ナビやTVはオプションでの設定もあります。

また、エアコンの温度設定や、各種ドライビングアシスト機能の調整も、このスクリーンで行います。

こちらも慣れれば問題ないのかもしれませんが、エアコンを操作するだけでいちいちスクリーンを操作しなくてはいけないのは少々煩わしいです。

スクリーン下の余っているスペースにエアコンの操作パネルは、別で付けても良いのでは…?と思います。

 

シート

 

 

シート表皮はレザーとファブリックのコンビです。

座り心地は良く、とても疲れにくい良いシートが、私は大きめでゆったりとしたシートが好みなのでもう少し柔らかいと嬉しいな…と思ってしまいました。

 

後部座席

 

 

 

膝前は握り拳2つ程の広さで、ライバルと比べるとやや狭いです。

もう少し広くても良いとは思いますが、これはラゲッジスペースとのトレードオフなので、これはこれで良いと思います。

それよりも気になったのは、膝前ではなく足元が狭い事です。足が大きい人はキツイかもしれません。頭上は広くも狭くも無く、結論的にシートは座面がもう少し長いと嬉しいです。

 

 

中央席にはアームレストとドリンクホルダーが装備されていて、長距離ドライブでも快適です。

 

ラゲッジスペース

 

 

 

後部座席の狭さと引き換えになったラゲッジスペースは、クラストップレベルの420Lです。420Lというと、他セグメントの車でもゴルフバック2つは積める程。後部座席を使った状態でもかなり広いスペースが確保されています。

ワゴンタイプのSWでは更に広く620Lでこちらもクラストップレベル。

 

 

後部座席を倒すと段差が残ってしまいますが、フラットで広大な荷室が欲しい人は「SWをお買い求めください!」ということでしょうか?

 

エンジン

 

 

今回乗った308には1.5Lのディーゼルターボエンジンが搭載されています。

乗ってまず驚くのは、「ディーゼルとは思えないほどの静粛性」です。

私の家族が所有しているルノーエスパスのディーゼルは「ガラガラ」と車内にディーゼルらしい音が響くのですが、この308はとても静かです。走行中もとても静かでプジョーのディーゼルが高く評価されているのも納得です。

そして走りがとても軽いです。スーッと滑らかに加速していきます。

街中でも滑らかに気持ち良く走るのですが、ディーゼルの真骨頂ともいえる高速道路は更に凄いです。

中間加速の速さは、1.5Lの排気量とは思えないもの。最新の8ATと組み合わさって、高速での車の追い越しや合流等もラクラク行う事が出来ます。

それでいてディーゼルなので燃費も良いです。燃費良し、走り良しで非の打ち所がありません。

更に性能を求める人には2.0Lディーゼルもあるのでそちらも要チェックです。

 

乗り心地

 

 

乗り心地はかなり良かったです。

タイヤサイズの小さい、アリュールグレードだったことも影響してるのかもしれませんが、フランス車らしい柔らかい乗り心地です。

大きめの段差も、激しいショックを伝えることなく走ってくれます。

ドイツ車風になったと言われている近年のフランス車ですが、乗り心地においてはしっかりとフランス車らしさが残っています。

 

308のマイナスポイント

 

308のディーゼルは素晴らしいですし、後部座席も広くは無いものの十分な広さがあり、マイナスポイントは少ないと言えるのですが、308にはグローブボックスが狭過ぎるという問題があります。

 

 

狭い原因は、グローブボックスの左側にあるヒューズボックスです。

左ハンドルの車ではここにヒューズボックスがあっても問題無いのですが、日本仕様の右ハンドルにする際、ヒューズボックスの位置が変更されていないので、グローブボックスが狭くなっています。

仕方無いとも思えるのですが、実用面ではかなり不便です。

 

まとめ

 

今回、プジョー308に乗って最新フランス車の実力の高さに驚かされました。

エンジンはもちろん、10年程前までには4速しか無かったオートマチックも、今や8速まであります。

また、先進の安全装備も充実しています。

フランス車はここ数年で大幅に進化していると実感しました。

「輸入車=ドイツ車」という固定観念が無くなる日も近いのかもしれませんね。