日本に住んでいる方にとっては、あまり、馴染みのない『ジェネシス』と『紅旗(ホンチー)』ですが、覗いてみると面白いのが「韓国メーカー」や「中国メーカー」だと思います。
プロが選ぶジェネシス

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先日プロゴルファーのタイガー・ウッズ選手が交通事故に遭われ、その際にご本人が乗車していた自動車が話題になっているのをご存知でしょうか?
それほど車に詳しくない私の父親も、「何あれ?」と、私に問いたほどでした。
それもそのはず。
彼が乗っていたのは日本で販売されていない韓国の自動車で、日本で馴染みのない『ジェネシス GV80』。
米国市場を主眼とした現代自動車の高級ラインSUVですので、自動車に興味を持たない人が、知らないのは当然です。
しかし、そんな『ジェネシス』が、今になって日本で、注目されるのには、2つの理由があると私は思います。
それは「デザイン」と「希少性」です。
ジェネシスの「デザイン」と「希少性」

出典:https://www.hyundai.com/jp
『ジェネシス』の母体である『現代(ヒュンダイ)自動車』ですが、2010年までに日本市場で、自動車を販売していたことをご存知の方は、どれくらいいらっしゃいますでしょうか?
そんな問いが通用するほど、馴染みの薄い韓国の自動車メーカー。
母体ですら、日本での馴染みは薄いので、高級ラインの『ジェネシス』は希少性が「ピカイチ」。
「限定などに弱い」とされる日本人の特徴からも、今回のタイガーウッズ選手の事故で、事故と同時に、乗車をしていた車に注目がいった理由がわかる気がします。
また、デザインに関しては、見方によって「高級車を多く製造する『イギリス車』を連想させる」なんて声も聞こえますが、デザインを覗くと、シンプルなデザインの中にも、オリジナリティもしっかり主張されています。

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それもそのはず。
下記でもご紹介しますが、デザイナーは数々の名車のデザインに関わっており、デザインの最前線戦ってきた経験が、豊富に詰め込まれています。

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内外装共に抜かりなく高級感を演出していますよね。
あくまでも個人的な感想ですが、ものすごく上品で、素敵です。
つまり、よく我々が耳にしていた「パ◯リ」と言われる時代はもう終わり。
時代を牽引するほどのデザイン性を兼ね備えた「ジェネシス」を注目しない方が、時代に取り残されるかもしれません。
現在のラインナップ

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2021年3月現在、注力している米国で、『ジェネシス』が展開するモデルはセダンタイプの『G70』『G80』『G90』。
そして、SUVタイプの『GV70』『GV80』があります。
どの車種も日本での販売はありませんが、注目してみてみると、すごく気になる車両ばかりです。
全てを紹介したいですが、今回はセダンとSUVのフラグシップである『G90』と『GV80』について触れてみます。
G90

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ジェネシス『G90』は、以前”EQ900”という名でを発売していましたが、名称を変更して新登場。
なんと言っても注目すべきポイントは、『G90』のデザイナーが、「ベントレー・先代コンチネンタルGT」や「ランボルギーニ・ムルシエラゴ」や「ガヤルド」などを手がけてきた超がつくほどの実力派。

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これらの経歴だけを見ても、この時点で「パ◯リ」の声はなくなるはずです。
なんせ、デザイナーが”本物“ですから。

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ちなみに、こちらの『G90』は、「72,950ドル(約800万円)〜」となっています。
さすが、韓国を誇る高級車だけはあって高額です。
しかし、世界でトップクラスに評価されている自動車をこの価格帯から手にできるのは、憧れを抱きやすいのかもしれません。
GV80

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次にご紹介するSUVタイプの『GV80』も『G90』と同じデザイナーが指揮を取っています。

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内外装共に、デザインは、イギリスの歴史ある高級自動車ブランド『ベントレー』のSUV『ベンテイガ』を肩を並べるほどの上品さ。
執筆しているから、大袈裟に言っている訳でもなく、2020年の3月価格発表時に7000台越えの予約が入ったのは、これらのルックスを世界が認めたと言っても過言ではないことがわかると思います。

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価格は、「48,900ドル(約540万円)〜」となっています。
こちらも、決して、安い価格ではありませんが、これらの価格帯で、高品質を提供できているので、売れるのもの納得してしまいますよね。
加えて、今まで人気だった高級自動車メーカーとして名高いブランドを抑え、日本に上陸していない『ジェネシス』が世界で、人気を博す理由は、彼らの販売の巧さにあるとも考えます。

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もちろん、デザインを一つとっても「完璧」と言わざるを得ませんが、彼らの主な市場は自国韓国でなく、「アメリカ」。
つまり『フワフワな乗り心地』や『すぐに温まり、すぐに冷えるエアコン』『ノイズが会話を邪魔しない室内』などを好むアメリカ人に合わせた車作りを行い、高評価を取れる車を目指しているのです。
これらの策は、決して車が好きな人が好むやり方ではなく、この様な戦略に賛否が分かれるのは確かです。
しかし、実際に高評価を狙い、高評価を獲得している事実から、やはり『ジェネシス』を無視することは、ナンセンスかもしれません。
日本に上陸した紅旗(ホンチー)

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『ジェネシス』以外にも、アジアで、注目してほしい自動車ブランドがあります。
皆様は、中国の『第一汽車』の高級ライン『紅旗(ホンチー)』が日本市場へ進出するというというニュースをご存知でしょうか。
私は、『第一汽車』や『紅旗』という名前を前に「???」という表情を浮かべていました。
そして、『現代(ヒュンダイ)』同様に足早に撤退してしまうのかな、と思う気持ちすら芽生えていました。
しかし、数々の記事を目を通すと『ジェネシス』同様、今後、高級自動車業界を盛り上げてくれること間違いなしだと確信を得ました。
その得た確信を添えて、『紅旗』をご紹介します。
価格とデザイン

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『紅旗(ホンチー)』が日本を盛り上げるポイントは2つあると思います。
と、『紅旗』に触れる前に『第一汽車』について言及しておきます。
『第一汽車』
1953年に創業した中国の国営自動車メーカーです。
意外と知られていませんが、フォルクスワーゲン(VW)やトヨタなどとも連携関係もあり、そんな『第一汽車』は小型車から高級車まで幅広く扱う、中国最大手の自動車メーカーです。
そして『第一汽車』が扱う高級車こそ、今回のメインでもある『紅旗(ホンチー)』にあたります。
そして、そんな『紅旗』が日本を盛り上げるポイントは2つ。
それは「デザイン」と「価格」だと感じています。

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今回上陸するモデルは『H9』というモデルで、『紅旗』の買える車両の中ではフラグシップモデルにあたります。
※ちなみに、ご紹介している『紅旗』には『L5』という『H9』よりも高価とされるモデルがありますが、こちらは一般人の購入ができない『トヨタ・センチュリーロイヤル』の様な立ち位置の車なので、『H9』をフラグシップとさせていただいております。
つまり『H9』は、『紅旗』で購入できる最高級であり、ブランドの顔でもあるわけです。
そんな車両に手を抜くはずがありません。
しかし、あれ?

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デザインを見てみると「パ◯リ」の印象を受けますよね。
お気持ちはすごく理解できます。
ところがどっこい、デザイナーを調べてみてください。
直接的なデザインを担当するのは、「丁揚峰」氏ではありますが、監修はロールスロイスから紅旗に移ったデザイナー、「ジャイルズ・テイラー」氏。
またしても”本物“です。

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それに付随して、気になるのがお値段ですよね。
そうです「価格」です。
価格は、販売されている中国で、「33万元(約550万円)〜」となっています。
日本に上陸する際は少し価格が上がることが予想されますが、ここまでのクオリティが、高級ドイツ車のフラグシップの半額近い値段で買えることこそ、最大のポイントではないでしょうか。

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もちろん、即決できる様な価格ではありません。
しかし「無理!買えない!」という価格でもなく、その価格帯で『紅旗』の最高級車を手にできるロマンは、日本国内のみならず、多くの地域で支持を得られる理由な気がします。
今後の「ジェネシス」・「紅旗」

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「こんなに魅力がある車を日本で走らせたい」という思いが私の率直な意見です。
なぜなら未導入や、導入されたばかりという希少性は今しか味わえませんから(笑)
そんな私の気持ちは置いておいて、、。
今後、『ジェネシス』や『紅旗(ホンチー)』はさらに注目され、日本の見ならず、世界で需要を伸ばしていくのではないかと思います。
そう思う理由は、ファッションのサイクルと同様に、セダン人気も復活してくると個人的に予想しているからです。
まあSUV人気も健在ですけどね。
加えて、品質などは、消費者が、他の消費者の評価を知り、商品を判断できる世の中でもあります。
日本以外で、着実に顧客満足を獲得しているブランドが、「低品質か」と言われたら、それははっきり「NO」と言えるのではないでしょうか。
まだまだ、日本で馴染みの薄い『ジェネシス』と『ホンチー』ですが、デザインや希少性、価格などから、注目しておいて間違いはないと思います。(誰)
今回は、韓国の『ジェネシス』、中国の『紅旗」のご紹介でした。
ぜひ国内で乗車された方、ご納車された方、ご連絡お待ちしています(笑)
私も導入前、もしくは導入量が少ない内に、ドヤ顔で、所有してぇ〜。(笑)
備考