進化の過程には、突然変異体が、必ず存在しています。
特に自動車は、直近30年で目まぐるしい進化を遂げました。
そんな進化の裏で生まれた珍名車をご紹介します。
珍車と思うか名車と思うのかはあなた次第です。
トヨタ 初代エスティマ

出典:https://getnavi.jp
『新型高級サルーン』をコンセプトに
「ミニバンの使いやすさ」と「走る楽しさ」を
融合、開発され1990年に発売されました。
タマゴのように丸く
まるで、宇宙船のような未来を感じさせるデザインが特徴的です。
実際、1998年に行われたマイナーチェンジ後からは
トヨタ自ら『TOYOTAの天才タマゴ』
というキャッチコピーで販売されていたほどです。
この車の最大の特徴は、エンジンを諸外国のスーパーカーと同じ
ミッドシップにレイアウトされているところです。

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正確には、「アンダーフロア型ミッドシップ」と呼ばれ
2.4Lエンジンが横に75度傾けられた状態で搭載されたいました。
この、アンダーフロア型ミッドシップは
エンジンという重量物を、車体の中心に置くことで
車にとって最適な前後重量バランスを実現しました。
また、同時にフロアのフラット化による
運転席から後部座席までの「ウォークスルー」を採用
また、フロア高を低く抑えることで、高い乗降性を実現しました。

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これは、まさにコンセプト通りの
『「使いやすさ」と「走りの融合」』を実現したと言えるでしょう。
BMW Z1

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突然ですが、、、
「ドアを開けて走りたい!」と思ったことありますか?
私はないです(笑)
この「BMW Z1」 はパッと見る限りでは
ヘッドライトに特徴のある
「古いオープンカー」という印象を受けるでしょう。
↓ では下の画像をご覧ください ↓

出典:https://www.bmwblog.com
そうです。ドアが開いたまま走行しています。
ドアが「下に開く」という車は
世界で唯一ではないかと思います。
1987年に発売されたZ1ですが
実はほぼ手作りで製作されており3年間で
約8000台程度しか生産されませんでした。
フィアット ムルティプラ
「世界一気持ち悪い」、「醜い」など
デザインに関しての酷評が目立つムルティプラ。
しかしながら、現在でもマニアックなファンも多い
「人気車」の側面も持っています。

出典:https://b-cles.jp
なんとも言い難い…カッコいいとは少し違った
独特の雰囲気のフロントデザイン。
「ダサ可愛い」「キモカッコいい」は
まさに、この車の為の言葉に感じます。

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リアのデザインもいい意味で前後「ダサ可愛い」で統一されています。
うーん…。
この車のデザインを語るには、日本語の表現では足りないですね。
ルノー アヴァンタイム
全長×全幅×全高が、4660×1835×1630mmと
ミニバンと、同等サイズにもかかわらず
ドアが2枚しかない、クーペモデルです。

出典:http://blog.livedoor.jp

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本国フランスでは、2001年に発売され
1年遅れの2002年に、日本でも発売されました。
新車価格は500万円と
当時の「Fセグメントセダン」に近い金額でした。
当時新車で購入された方は、中々の変態さんだと思います。
内装は500万円の車にふさわしい、革張りのオシャレな内装で
豪華な革張りのシートは、一脚50万円とのことです。

出典:https://cardrobetokyo.com

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そんな高級車ながら、現在の中古価格は100万円以下。
これは不人気なのか、それとも爆弾なのか…。
そこも含めて、珍名車です。