昨年、日本に一人のドライバーがやって来ました。名前は「サッシャ・フェネストラズ」。
フランスとアルゼンチンの2つの国籍を持つサッシャは、昨年全日本F3とGT300で大活躍しました。
サッシャ・フェネストラズとは何者なの?
サッシャはアルゼンチン人の父とコロンビア人の母との間で生まれました。しかし、サッシャが生まれた場所はフランスだったので、国籍はフランスとアルゼンチンの2つとなっています。
7歳からカートを始めると、16歳にはフランスF4でランキング2位。2018年にはヨーロッパF3にフル参戦を開始しました。
そんなサッシャの名前を日本でも知ることになったレースがあります。
マカオグランプリです。
2018年のマカオグランプリでサッシャは3位に入りました。このレースを覚えている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そして2019年、サッシャは日本でレースをすることになりました。全日本F3ではB-MAX Racing with motoparkから、GT300にはKONDO Racingからデビューしました。

@n_mode_log様よりご提供

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サッシャが日本で魅せたもの
全日本F3の開幕戦となった鈴鹿で、サッシャはいきなり勝利を納めました。初めてのコースであった鈴鹿でスーパースタートを決めトップに立つと、終始リードを保ちそのままチェッカーを受けました。

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このレースで私はサッシャが、この年のチャンピオンに輝くのではないか、と思いました。
雨となったオートポリスでもサッシャは圧倒的な強さを見せました。3レース全てで優勝。
ポール・ポジションからスタートし、そのまま逃げ切るレースは、レーサーなら最も理想とするレース展開。サッシャも昨年このレーススタイルが多かったです。
その後もサッシャは勝ち星を重ねていき、最終戦を待たずして、最後となった全日本F3選手権のチャンピオンに輝きました。
GT300でも第2戦富士の予選で平峰一貴選手と共にポール・ポジションを獲得。最終戦までチャンピオンの権利を残していましたが、惜しくも獲得することはできませんでした。
まとめ
この一年でサッシャ・フェネストラズの名前は多くの人に知れ渡りました。サーキットではいつも笑顔を見せ、楽しそうにしている姿は見ている私たちを惹き付ける魅力があります。
そんなサッシャの2020年シーズンは大きくステップを踏みます。SUPER FORMULAとGT500へのステップアップです。

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SuperFormulaではKONDO Racingから、GT500ではTGR TEAM au TOM’Sから参戦します。
今後も更なる活躍が期待できるサッシャ・フェネストラズ。ぜひ覚えて頂けたら幸いです。