両社のコーチビルドの”伝統”と”デザインへの熱意”が共鳴して実現
モーガン・モーター・カンパニーとピニンファリーナは5月16日、新型オープンスポーツカー『ミッドサマー』を発表しました。この車は、ヨーロッパのバルケッタデザインの全盛期に敬意を払って開発されたとしており、限定50台が生産されます。
『ミッドサマー』はモーガン最新の「CX-Generation」ボンデッドアルミ製プラットフォームを基にしており、6気筒ターボエンジンに8速オートマチックトランスミッションを組み合わせています。このプロジェクトはモーガンとピニンファリーナの共同ビジョンを具現化したもので、両社のコーチビルドの伝統とデザインへの熱意が偶然の会話で共鳴し、『ミッドサマー』の開発に結びついたと説明しています。
完成した『ミッドサマー』のデザインは、両社の哲学とストーリーを深く理解するために多くの時間を費やした成果だとしており、モーガンの伝統に忠実でありつつ、未来のデザイン言語の要素を取り入れ、ピニンファリーナの洗練されたデザインと組み合わせられています。これにより、上品でありながらノスタルジックで優雅なプロポーションを実現しています。
モーガンの新しいシグネチャーヘッドライトユニット、馬蹄形のグリル、そして長いリアテールなど、デザインの細部に対するこだわりが見て取れます。これらのデザイン要素は、1930年代後半から1940年代初頭の自動車デザインを彷彿とさせるものとなっています。
また、バルケッタデザインはオープンエアの快適さと車両とドライバーとの一体感を際立たせています。高品質な素材とエモーショナルな運転体験を提供するミッドサマーは、特にリアクオーターからの視点が印象的であり、キャラクターが色濃く表れています。
『ミッドサマー』はモーガンの運転体験をさらに洗練させ、バルケッタスタイルを通じてドライバーと環境の一体感を演出しています。目標乾燥重量は1000kgで、調節可能なニトロンダンパーが装備されます。