◆将来的に中国以外の市場でも販売を予定




日産自動車は上海モーターショー2025にて、鄭州日産と共同開発した新型プラグインハイブリッドピックアップトラック『Frontier Pro』を初公開しました。この新型車は、2027年夏までに中国市場で投入予定の9車種のNEV戦略における第2弾で、EVセダン『N7』に続くモデルです。
『Frontier Pro』は、日産初の電動ピックアップトラックとして2025年後半に中国市場で発売を予定しています。1.5Lターボエンジンと高出力モーターを組み合わせたPHEVシステムは、システム出力300kW以上、最大トルク800Nmを発揮し、EVモードで最大135kmの航続距離を目指して開発されています。




エクステリアは「Rugged tech(逞しくかつ先進的)」をコンセプトに、モダンな外観デザインと広々として洗練された室内空間を両立。1980年代のD21型ハードボディピックアップをオマージュしたデザインを採用しており、フードに開いた特徴的な3つのエアインテークをライトを用いて先進的に表現しています。
インテリアは広々としており、パノラマルーフや大型ディスプレイ、V2Lポートなどを搭載。また、オフロード走行性能を高めるため、5リンクリアサスペンション、Intelligent All-Wheel Drive、電動リアデフロックを採用し、悪路走破性を高めています。




また、ドライバーは走行シーンに合わせて「ハイブリッド」「ピュア エレクトリック」「パフォーマンス」「スノー」の4種類からドライブモードが用意されています。
『Frontier Pro』は2025年末までに中国で生産・販売され、将来的には輸出も計画されています。もし、日本市場に導入されれば『ハイラックス』や『トライトン』のライバルとして、”電動ピックアップという唯一無二のキャラクター“で注目の存在となるかもしれません。