来年登場するブランド初となるBEVのデザインスタディモデル




ベントレーは7月8日、新型ラグジュアリービジョンコンセプト『EXP 15』を発表しました。
20世紀初頭のグランドツアラーのヘリテージと21世紀のモダンな解釈を融合させた『EXP 15』は、ベントレーの未来のデザインを予告するモデルです。




過去と未来の融合
『EXP 15』は、1930年製ベントレー・スピードシックス(ブルー・トレイン)にインスピレーションを受けつつも、近代的なエクステリアとハイテクな照明、アクティブエアロダイナミクスを特徴としています。
このモデルはコンセプトカーであり販売目的ではないものの、2026年に発表予定のベントレー初の電気自動車を含む、将来のデザインの方向性を示唆しています。




革新的なインテリア
バーチャルリアリティ(VR)で設計されたインテリアは、物理的なラグジュアリー要素と未来的なデジタル要素が融合しています。
車内は運転席+後席2席の3シーターレイアウトを採用し、本来助手席のあるスペースには手荷物やペットのための収納を配置。
さらに、リアハッチを開けると停車時にピクニックシートとしても使えるトランクスペースも備えています。




新しいデザイン哲学と先進技術
ベントレーのデザインディレクターであるロビン・ペイジ氏は、『EXP 15』が将来のプロダクションカーに影響を与える5つのエクステリアデザインの原則を体現すると述べています。
それらは「直立したエレガンス(Upright Elegance)」「アイコニックなグリル(Iconic Grille)」「果てしないボンネットライン(Endless Bonnet Line)」「休息する野獣(Resting Beast)」そして「名声ある盾(Prestigious Shield)」と呼ばれ、電動パワートレインへの移行後もブランドの視覚的アイデンティティを保ちます。
また、機能的かつ美しいヘッドライトやテールライト、ツインアクティブスポイラー、アクティブエアロディフューザーなどの先進的な空力パーツも多数採用されています。




豪華さと持続可能性の融合
インテリアには、伝統的なウールやシルクジャカード織物、3Dプリントされたチタン、アクリルに封入された金属メッシュ「アクリルクチュール」など、豪華で持続可能な素材が多く組み合わされています。
『EXP 15』は、持続可能なデザインコンセプトであり、ベントレーが描く未来のラグジュアリーモビリティの方向性を示しています。

