駿足のSUV「ワゴニア S」
ジープは5月30日、ブランド初のグローバルEV『ワゴニア S』をアメリカで発表しました。
『ワゴニア S』は、一回の充電で483km以上走行可能であり、600hpのパワー、617lb-ftのトルクを発揮。0~96km/hまでの加速は、3.4秒を誇っています。また、ジープ独自の「セレクテレイン」システムとの組み合わせにより、どんな天候や道路状況でも信頼性と牽引力を提供するとしています。
『ワゴニア S』は、400ボルトと蓄電容量100kWhのバッテリーパックを備え、DC急速充電器を使用すると、20%から80%までの充電がわずか23分で完了します。48アンペアのレベル2家庭用充電器や「Free2move Charge」を介した公共充電クレジットも用意され、充電ステーションの検索、充電セッションの開始、充電履歴の追跡が可能です。
フル電動の4WDシステムは、オンロードや様々な道路状況で安定した走行性能を実現。また「セレクテレイン」には、オート、スポーツ、エコ、スノー、サンドの5つの走行モードを備えています。さらに、ジープのエンジニアリングチームは、走行性能の向上と車内騒音及び振動の低減を目的として、従来のミッドサイズセグメントのジープブランドSUVと比較して、ボディのねじり剛性を35%向上させています。
汚れも似合う本格派「ワゴニア S トレイルホーク コンセプト」
『ワゴニア S』の発表に合わせて公開された『ワゴニア S トレイルホーク コンセプト』は、舗装路のみならずオフロードにおいてもその性能を発揮する、『ワゴニア S』の潜在能力を示すコンセプトモデルです。
『ワゴニア S トレイルホーク コンセプト』は、『ワゴニア S』の高機能性を維持しながら、オフロード性能を大きく向上させています。ジープ独自のトラクションマネージメントシステム「セレクテレイン」と電子制御式リヤアクスルロッカーの組み合わせにより、どんな路面状況でも完璧なトラクションを実現します。
『ワゴニア S』は、都会的なエクステリアをベースにしながらも、牽引フックやルーフラックなど、オフロード走行を想起させる専用のエクステリアパーツを多数採用することで、より道具感のある本格的なオフロード仕様に仕立てられています。
インテリアには、隕石をモチーフにしたリアルストーンパネルを配置。インストルメントパネルには、さまざまなデバイスを取り付け可能なクロスカーグラブバーが備えられていることで、個性的でありながら実用的な車内を実現しています。