アイオニック5の兄弟車がマイナーチェンジ
韓国の自動車メーカーであるキアが小型BEV『EV6』の改良新型を発表しました。『EV6』は2021年にデビューしたクロスオーバーBEVで、韓国、欧州、北米で販売され、2022年の欧州カー・オブ・ザ・イヤーを受賞しています。
今回の改良により、アダプティブLEDヘッドライトとフロントグリルが刷新され、よりアグレッシブなエクステリアにアップデート。リアエンドのブラックパネルは3つに分割され、そのエッジが際立っているほか、全体的にフラッグシップモデルである『EV9』との統一感が感じられるスタイルとなっています。
インテリアには高品質な素材を使用し、ステアリングホイールのデザインやインフォテインメント・タッチスクリーンを採用することで、より洗練された内装に仕立てられています。映像と音楽のストリーミングサービスが導入され、音声コントロール機能も改善されたとされています。また、車載ソフトウェアの無線アップデート(OTA)にも対応しました。
バッテリー容量は以前の77.4kWhから84kWhに増加し、韓国のホモロゲーションテストによると、1回の充電での最大航続距離は494km(以前より12km増)になるとされています。
パワートレインは変更されず、最高出力229psの後輪駆動モデルと、最高出力325psの四輪駆動モデルが設定されます。一方で、高性能モデルの『EV6 GT』(最高出力585ps)の改良については、まだ発表されていません。
新型『EV6』は韓国での納車が6月から、欧州での販売開始は今年の後半を予定しています。