【現代では作れないデザイン】ネオクラ『ボルボ・240エステート』の魅力

はじめまして、えるやんです。

この度Carboonのライターとして参加させていただくことになりました。

普段はファミキャンパパ向けのアウトドアブログやキャンプ飯インスタなどを投稿しています。

今回は、現代にはない角ばったボディで人気のネオクラシックカー、筆者の愛車でもある「Volvo240エステート」についてご紹介をさせていただきます。

愛車のプロフィール

まずは、筆者の乗っている240のプロフィールをご紹介します。

車名:Volvo240エステート GL

年式:1990年(平成2年)

カラー:紺色(純正カラーですが塗装が剥げてきました・・・。)

走行距離:約37万km

37万Km走っていても元気です。所々補修していますが。

Volvo240の基本情報

Volvo240とはどういう車なのか、その歴史と販売されていたグレードをご紹介します。

【歴史と背景】

Volvo 240は、1974年に登場してから1993年までの約20年、長きにわたり生産され世界的に愛され続けた名車です。

基本設計は1966年登場の140シリーズまで遡り、ボルボの中でも特にモデルライフの長いシリーズになっています。

Volvo145

最終モデルの1993年製でもすでに30年以上経過しているので、年々希少性は増しています。

しかし、生産数が多かったり今なお多くのオーナーがいることから、社外品の補修パーツやアフターパーツが充実している部類に入るので、メンテナンスは比較的しやすい車だと感じます。

【モデル一覧】

海外ではディーゼルエンジン搭載車など様々なバリエーションがありましたが、日本で販売されていたモデルは2.3Lガソリンエンジンの1グレードのみです。

モデル末期には特別エディションのTACKとCLASSICが登場しています。

新車販売時の価格は400万円~425万円程度。

現在の中古車市場では状態の良いもので200万円~300万円程度で販売されています。

ーVolvo240のデザインー

このデザインに憧れて、欲しい!と思っている方も多いのではないでしょうか。

Volvo240のデザインを所有者目線でご紹介します。

【外観デザイン】

今の車では安全性の問題から再現が難しい、角張ったボディはこの車の最も魅力的なポイントです。

全幅は1715mmと今の車と比べても狭く、意外とコンパクト。

全長4785mmのロングボディの割には、ホイールベースは2650mmと短く、最小回転半径が5mとコンパクトカー並です。

小回りが効くので市街地などでも運転がしやすいです。

【内装デザイン】

ちょっと散らかってます。

極寒の地、スウェーデンで手袋をしたままでもさわれる大型のスイッチ類。

北欧家具の様な座席シートは座り心地もソファの様にふかふかしています。

ラゲッジはサイズ、セカンドシートを倒すとサイズとなっていて長いものも簡単に積み込みできます。

キャンプ道具も夫婦と子供1人で行く装備を余裕で積み込めます。

【デザインの変遷】

初期のVolvo240は汎用品の丸目ヘッドライトが使用されていましたが、マイナーチェンジで角目の異型ヘッドライトに変更されています。

グリルのデザイン変更や細かい意匠の違いはありますが、その基本デザインはモデル末期までほとんどかわらずに生産されていました。

発売当初から少し古くさいと言われていたらしいですが、今となっては渋いデザインですね。

Volvo240の性能

ここではVolvo240の性能を、数値と筆者が実際に乗って感じたイメージを交えてお伝えします。

【エンジン性能】

エンジンは131馬力の2.3L 直列4気筒SOHCのハイオク指定

お世辞にも速いと言えない性能ですが、のんびり走りたくなるようなフィーリングです。

高速道路でも80km~100kmで問題なく走行できます。

ただ、登り坂では少し力不足を感じる場面もあります。

【燃費】

燃費は良くてリッター10km、悪くて7~6kmというところでしょうか。

30年前の車ということを考えると、そこまで悪くない気がします。

日本でのオクタン価基準でぎりぎりハイオク指定となっていますが、レギュラーでも全然大丈夫だと感じます。

実際Volvo240のコミュニティでもレギュラーを入れ続けている人も多いです。

【乗り心地】

ドイツ車のような引き締まった足回りではなく優しい印象です。

ただ、新車時の乗り心地や他のVolvo240との比較はしたことがないので個体差はかなりありそうですが。

スウェーデンの車のせいか、冷房の効きは弱めですが暖房はものすごく効きます。

【耐久性と信頼性】

現代の車と違い、複雑なパーツが少ない分、壊れる箇所が少なくメンテナンスも容易にできます。

生産終了から30年以上経っていてもそれなりに弾数が多く、アフターパーツも揃っています。

筆者が交換した大きなパーツは錆びたマフラーとオイルパン、エアコンを今のガス規格への変更です。

【安全性能】

3点式シートベルトの産みの親で、常に安全を第一に考えているVOLVO。

240でもその思想は反映されています。

エンジンルームはあえて余裕をもたせたスペース作りをしていて、万が一正面から事故を起こした場合でも、エンジンが車内に入らず下に落ち、乗員を守るデザインになっています。

現代の車のように歩行者の安全を守るクラッシャブルゾーンを設ける思想ではなく、固くて頑丈な作りとなっています。

ぶつかった時に、乗員の安全性は確保されていますが、相手へのダメージは大きそうです。

購入を検討している方へ

中古車市場でも年々数が減ってきているのと、状態の良い個体は金額が200万~300万以上と高額になってきています。

今後、更に希少性が上がっていくことは目に見えています。

欲しい時が買い時です。

とはいえ、いきなり購入するのはハードルが高いと思います。

近くに整備ができる店があるかを確認して、信頼できる店舗で購入するか240を専門的に取り扱っているショップにお願いするのが良いでしょう。

まとめ

Volvo240に乗ってみたい!と思っていただいたり、今から乗りたいという方の参考になれば幸いです。

快適性を求めるのであれば、今の車に軍配があがりますが、古い車でしか味わえない良さがあります。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

Editor

アウトドアと車が好きな1児の父。クロカン車やカクカクした旧車好き。
現在の愛車はFJクルーザーとvolvo240。アウトドアブログを運営中。