【1800馬力・最高速度445km/h】ブガッティから『トゥールビヨン』が世界初公開!

PHEVスーパーカーは約6億4000万円

ブガッティは6月20日、新しいハイパーカー『トゥールビヨン』を発表しました。『シロン』の後継モデルとなる『トゥールビヨン』は、『シロン』や『ヴェイロン』に採用されていたW16エンジンから、自然吸気のV16エンジンへと変更されました。

コスワースと共同開発された8.3リッターV16エンジンは、軽量金属の使用により重量を252kgに抑えられていることが特徴です。エンジン単体での最高出力は1000psに達します。さらに、プラグインハイブリッドシステムを採用し、リマック社製のモーター3基(フロントに2基、リヤに1基)を組み合わせることで、システム全体で1800psという驚異的なパワーを実現しています。

この車は25kWhのバッテリーを搭載し、満充電時には電気のみで59km以上走行できます。また、800V対応の急速充電器を使用すれば、0〜80%までの充電を12分で完了することが可能です。

最高速度は暫定で445km/hですが、タイヤやエアロパーツによってはさらに速くなる可能性があると説明しています。車両重量は2t未満の1995kgで、0〜100km/h加速は2.0秒0〜200km/h加速は5.0秒未満を目標として最終段階の開発を行っています。

デザインは伝統的なブガッティのスタイルを踏襲しつつ、空力性能向上のために開閉式リアウイングなどが取り入れられました。また、ボディの多くの部分にはカーボンファイバーなどの軽量素材が使用されており、高いパフォーマンスの実現に貢献しています。

いかにもスーパーカーらしいディヘドラルドアは電動で開閉し、スマートな乗降をサポートします。インテリアは、天才時計師アブラアム・ルイ・ブレゲが200年以上前に発明した機械式時計の3大複雑機構の一つである「トゥールビヨン」を名乗るモデルらしく、インストルメントパネルは最高級のスポーツクロノグラフを彷彿とさせるデザインになっています。特に、ステアリングホイールと独立した固定式スケルトンクラスターは、スイスの時計職人によって設計され、チタン、サファイア、ルビーなど600以上の部品で非常に精巧に作られた豪華なメーターとなっています。

ダッシュボードには格納式の小型タッチスクリーンが装備されており、Apple CarPlayにも対応しています。また、バックカメラの映像を表示する際には2秒で縦に回転し、周囲の状況を分かりやすく表示します。気になる価格は約6億4000万円で、限定250台のみの販売となっています。

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Editor

Hej Hej!東京在住のクルマ大好き人間のRioです!サイクリングも音楽も好きな高3(06)です。くるまマイスター検定1級。モータージャーナリストを志して「より多くの人にクルマの楽しさを知ってもらい、クルマのファンを増やす」をコンセプトに活動中!