真っ黒でコーディネートした「ブラックエディション」も登場
フォルクスワーゲンは6月26日、改良新型モデルとなる『ゴルフR』のハッチバックとヴァリアントを世界初公開しました。また、全体をブラックでコーディネートした特別仕様車『ゴルフR ブラックエディション』も登場しました。
2024年にアップデートされ8.5世代目となったゴルフをベースにした新型『ゴルフR』は、LED Plusヘッドライト、イルミネーション付きのVWバッジ、バンパーのエアカーテン、新しいLEDテールライトクラスターなどが新しく装備されました。さらに、新しく19インチの鍛造ホイール「ヴァルメナウ」がオプションとして用意されています。このホイールは、ドイツ・ヴォルフスブルク郊外のヴァルメナウ地区にあるフォルクスワーゲンRの本社に因んで名付けられ、重量は8kgで、同サイズのアロイホイールに比べて約20%軽量となっています。
インテリアでは、フォルクスワーゲンの提供するモデルの中で最大サイズのディスプレイを搭載し、グラフィックとタッチディスプレイのメニュー構造を刷新して操作性を高めています。さらに、空調や音量調整用のイルミネーションタッチスライダーの制御、AIベースのソフトウェア「ChatGPT」へのアクセスを可能にする音声アシスタントも新開発されています。
パワートレーンでは、2.0リッターターボエンジンが最高出力333PS、最大トルク420Nmを発揮します。最高出力は前モデル比で14PS向上しており、オプションの「Rパフォーマンスパッケージ」装着時には最高速度を250km/hから270km/hに引き上げることができます。これによって『ゴルフR』は『アルテオンR シューティングブレーク』と並んで、世界で最も速いフォルクスワーゲンのモデルの一つとなりました。トランスミッションは7速DSGで、Rパフォーマンスのトルクベクタリングを備えた四輪駆動を通じて駆動力を路面に伝達します。
「Rパフォーマンスパッケージ」には、「ドリフト」と「スペシャル」の2つの新モードが含まれており、スペシャルモードはニュルブルクリンク北コースのシチュエーションに合わせたセッティングが施されています。
また、特別仕様車「ゴルフR ブラックエディション」には、黒いVWバッジやRロゴ、Rロゴ入りの黒いRブレーキキャリパー、黒い19インチホイール、黒いテールパイプトリムが装備されており、「Rパフォーマンスパッケージ」も標準で装備されています。