「スポーツバック」と「アバント」を設定
アウディは7月31日、新型BEV『A6 e-tron』を欧州で発表しました。『A6 e-tron』には、「スポーツバック」と「アバント」の2つのバージョンが設定されます。
『A6 e-tron』は、2021年のオート上海でコンセプトモデルとして初公開され、ダイナミックで先進的なデザインで注目を集めました。今回発表された市販モデルには、PPEプラットフォームを使用し、性能、航続距離、効率、充電能力の面で優れています。特に、最大756kmの航続距離と卓越した空力性能を実現しています。
外観デザインでは、スリムなデイタイムランニングライトと広いグリルが特徴的で、車体が低く広がって見える効果をもたらします。リアにはスポイラーリップとリアディフューザーが備わり、スポーティでダイナミックな印象を強調しています。
『A6 e-tron』には、19インチの5アームダイナミックホイールが標準で装備されており、Sラインには20インチの「5スポークトライポッド」ホイールが採用されます。オプションで21インチホイールを選択することもでき、9種類のデザインから選ぶことが可能です。
空力性能に関しても、『A6 e-tron』は非常に優れています。スポーツバックのcd値が0.21と、アウディの歴史上最も空力的に優れており、フォルクスワーゲングループ全体で見ても最高の空力性能を誇ります。アバントもcd値0.24を実現し、そのセグメントでトップクラスの性能を持っています。
同時に発表されたパフォーマンスモデルの『S6 e-tron』は、システム出力が503hp（ローンチコントロール使用時は550hp）を誇ります。『S6 スポーツバック e-tron』と『S6 アバント e-tron』は、0-100km/h加速を3.9秒で達成し、最高速度は240km/hです。航続距離はスポーツバックが最大675km、アバントが最大647kmとなっています。
リアバイアスの全輪駆動システムを採用し、トルクの分配が高度に可変可能です。異なるサイズの前後アクスルの電動モーターにより、フルロード時でもリアバイアスのトルク分配を実現しています。さらに、前後アクスルに異なるサイズのタイヤを装着することで、安定性とスポーティさを向上させています。
