◆先進デザインと空力性能を両立したマツダの最新SUV「EZ-60」




マツダは2025年、中国の合弁会社「長安マツダ」を通じて、新型電動クロスオーバーSUV『MAZDA EZ-60(イージーシックスティ)』を上海モーターショーで世界初公開しました。
本モデルは、マツダと長安汽車の協業により開発・製造される「新エネルギー車(NEV)」の第2弾。2024年に登場したセダンタイプのEV『MAZDA EZ-6』に続き、中国市場における電動化戦略の中核を担う戦略的な一台です。実際の市場投入は“2025年中”ということで計画されています。
◆“FUTURE + SOUL x MODERN”がテーマの「近未来的」デザイン


『MAZDA EZ-60』のデザインコンセプトは“FUTURE + SOUL x MODERN”。長年にわたり磨かれてきたマツダのエレガントなスタイリングに、未来志向のライフスタイルを融合させた新たなデザイン哲学を体現しています。
特徴的なのは、ボンネットの先端部やCピラーに設けられた「エアダクト(空気の通り道)」です。この独自構造により、視覚的な近未来感を演出するとともに、空力性能を向上させ、高速走行時の電力効率にも貢献しています。
◆走りの楽しさを追求した「人馬一体」のドライビング性能

また、マツダのDNAである「人馬一体」の走行性能も進化しており、『MAZDA EZ-60』は、前後50:50の理想的な重量バランス(開発目標)を実現し、前ストラット式/後マルチリンク式のサスペンションを採用することで、優れた路面追従性を確保。
さらに、多様な運転シーンに合わせて減衰力を最適に制御する電子制御ダンパーを搭載することで、ドライバーの意のままの、より質の高いドライビングフィールを目指しています。
◆航続距離は最大1,000km超!BEVとPHEVの2タイプ展開

新型『MAZDA EZ-60』は、バッテリーEV(BEV)モデルとプラグインハイブリッド(PHEV)モデルの2タイプをラインアップ。
- BEVモデル:航続距離 約600km(開発目標値)
- PHEVモデル:満タン時航続距離 1,000km以上(開発目標値)
日常の通勤・買い物はもちろん、長距離ドライブや週末の旅行まで幅広く対応可能な「実用性の高い電動SUV」を実現しています。
◆”26.45インチの5Kセンターディスプレイ”と”3Dヘッズアップディスプレイが”未来感を演出するインテリア

インテリアでは、最新のスマートキャビン機能を搭載。音声・タッチ・ジェスチャーなど多様な操作に対応し、ユーザーの快適な車内体験を実現します。さらに、安全運転支援を目的としたインテリジェントドライブ、音声操作対応のインテリジェントパーキング機能などを備え、利便性と安全性の両立を図っています。
インパネ中央には、26.45インチの5K解像度を誇る一体型センターディスプレイを搭載。加えて、必要な情報を視線移動を最小限に表示する3Dヘッズアップディスプレイも装備。
また、23個のスピーカーと立体音響システムにより、臨場感あふれるサウンド体験を実現。さらに、ヘッドレスト内蔵スピーカーにより、運転席と助手席で異なるオーディオコンテンツを楽しむことも可能です。1
まとめ|EZ-60は、デザイン・性能・利便性を兼ね備えた次世代SUV

『MAZDA EZ-60』は、マツダのデザイン哲学・走行性能・先進技術を融合した次世代電動SUVとして、中国市場に向けて強いインパクトを与える一台です。
BEVとPHEVの選択肢、先進的なインフォテインメント、ドライバー本位の走りなど、多くの魅力が凝縮されており、日本市場でも十分にBEV・PHEVマーケットを獲得できるパッケージであることから、中国のみならず日本での展開も期待したいところです。