パフォーマンスとエレガンスを両立した2+2クーペ




フェラーリは7月1日、V8エンジンをフロントミッドに搭載する新型2+2クーペ『アマルフィ』を発表しました。
このモデルは、既存の『ローマ』のポジションに代わるもので、現代的なスポーティさと、高いパフォーマンス、実用性、洗練された美しさを兼ね備えています。




物理ボタンが復活した操作系
『アマルフィ』のデザインは、流麗でミニマルなイメージを基調とし、彫り込まれたフォルムとクリーンな面の構成が特徴です。
フロントには大きなエアインテークと長いボンネットが配され、リアには高速走行時の安定性を高める一体型アクティブスポイラーが装備。鍛造ホイールとカーボンファイバー製ディテールが、スポーティーかつ洗練された印象を際立たせています。
インテリアはデュアルコックピットレイアウトを採用し、物理ボタン付きのステアリングホイールや、アイコニックなスタートボタンが復活。 3つのディスプレイを備える先進的なヒューマン・マシン・インターフェース (HMI) は、ドライバーとパッセンジャー双方に直感的な操作性を提供します。
2+2のシート構成により、後部座席を備えているため高い実用性を確保。 オプションでBurmester製の高級オーディオシステムも選択可能です。




進化したV8エンジンを搭載
『アマルフィ』の心臓部には、F154ファミリーから派生した進化型ツインターボV8エンジンが搭載されており、最高出力640cvを7,500rpmで発生。 最大トルクは760Nmを3,000〜5,750rpmで発生し、最高回転数は7,600rpmに引き上げられています。
新しいターボチャージャー制御システムにより、ターボの最高回転数は171,000rpmに達し、スロットルレスポンスと過給圧制御の正確性が向上。トランスミッションには、評価の高い8速デュアルクラッチが採用され、高速でスムーズな変速を実現します。
0-100km/h加速は3.3秒、0-200km/h加速は9.0秒、パワーウェイトレシオは同クラス最高の2.29kg/cvを誇り、 最高速度は320km/hとなっています。




パフォーマンスを支える高い安定性
ドライビングダイナミクスも徹底的に磨き上げられています。ブレーキ・バイ・ワイヤシステムに加え、あらゆる路面や状況に対応できる「ABS Evo」コントローラーが導入。 ステアリングギアボックスは、より正確でリニアな反応となるよう再キャリブレーションされました。
アクティブエアロダイナミクスとして、一体型の新しい可動ウィングをリアに装備し、あらゆる走行条件とマネッティーノの全ポジションで安定性を確保し、最大のダイナミクス性能を引き出します。
タイヤは、フロント245/35R20、リア285/35 R20のサイズで、敏捷性とトラクションのバランスを考慮して選定。 標準タイヤは、ブリヂストン Potenza Sportとピレリ P Zeroが採用されています。




最新のテクノロジーも多数搭載されており、コネクテッド機能を完備したインフォテインメントシステム、Apple CarPlayおよびAndroid Autoの標準装備、スマートフォンのワイヤレス充電機能などが採用。
アダプティブクルーズコントロール、自動緊急ブレーキ、ブラインドスポット検出、レーンデパーチャーウォーニング、レーンキープアシスト、交通標識認識など、ADASシステムも幅広く装備しています。