ICEモデルの585hpを大きく上回る816hpを発揮
メルセデス・ベンツは4月20日、2ドアクーペのメルセデスAMG『GT』の新グレード、メルセデス・AMG『GT 63 S E Performance』を上海で世界初公開しました。
新たに登場した『GT 63 S E Performance』は、高性能なプラグインハイブリッドシステムを搭載。PHEVシステムは、直噴4.0リットルV型8気筒ガソリンツインターボエンジンに、電気モーター、蓄電容量6.1kWhのリチウムイオンバッテリー、可変トルク配分式4WD「AMG パフォーマンス4MATIC +」で構成されています。
エンジン単体で最大出力612hp、最大トルク86.7kgmを発揮し、モーターは最大出力204hp、最大トルク32.6kgmを引き出します。この2つを合わせたPHEVシステム全体では、816hpのパワーと144.8kgmのトルクを実現しています。
トランスミッションは、9速のAMGスピードシフトMCT 9Gを搭載。0~100km/h加速は2.8秒で駆け抜け、最高速は320km/hを達成。エレクトリックモードでは、最大13kmをゼロエミッション走行することも可能となっています。
AMG史上最速の加速性能を誇ると説明しており、PHEVモデルの816hpというスペックは、ICEモデルの585hpを大きく上回る数値となっています。環境性能や快適性以上に、より高いパフォーマンスを求めてPHEVを選択する方が増えそうな1台に仕立てられています。