ワイド&ローを強調したエクステリア
BMWは6月5日、4世代目モデルとなる5ドアハッチバックの新型『1シリーズ』を欧州で発表しました。
新型『1シリーズ』は、ダイナミックなフロントエンドとBMW特有のプロポーションを備えています。スポーティな雰囲気を際立たせるために、長いボンネット、後方に位置するキャビン、滑らかなルーフライン、そして力強いリアエンドなどをデザインに取り入れています。
ボディサイズは、全長4361mm、全幅1800mm、全高1459mmで、前モデルに比べて全長が42mm、全高が25mm拡大し、ホイールベースは2670mmとなっています。
サイドビューはダイナミックなウェッジ形状と後方に細くなるフラットなウィンドウグラフィックが特徴的です。標準装備の「BMWインディビジュアル」のハイグロスシャドウラインには、Cピラーの「ホフマイスターキンク」にモデル名である「1」という文字が添えられています。
新型『1シリーズ』のインテリアは完全にレザーフリーで、スポーティなアクセントと広々とした空間を提供しています。新しいデザインのシートは長距離移動においても快適性を保ち、オプションでリサイクルポリエステル製のカバーを使用した「エコニア」バージョンのスポーツシートも選択可能となっています。さらに、リアシートを倒すことで、荷室容量は380リットルから1135~1200リットルへと拡大させることも可能です。
高品質な仕上げとトリム、新しくデザインされたギアセレクター、そして「BMWカーブドディスプレイ」が装備され、フルデジタルのディスプレイシステムは、10.25インチのインフォメーションディスプレイと10.7インチのコントロールディスプレイから成り立っています。デジタル技術の導入によりコックピット内のボタンやコントロールの数は大幅に削減されています。
パワートレインは48ボルトのマイルドハイブリッドテクノロジーを採用しており、最上位モデル「M135 xDrive」には2.0リットルの直列4気筒ガソリンターボエンジンが搭載されています。このモデルは、システム全体で最高出力221kW(300PS)、最大トルク400Nm(40.8kgm)を発揮し、0-100km/hの加速を4.9秒で達成します。
そのほか、直列3気筒ガソリンエンジンを搭載した「120」、直列4気筒ディーゼルエンジンを搭載した「118d」、「120d」のラインナップも発表されています。
新型『1シリーズ』は、ドイツ・ライプツィヒのBMWグループ工場で製造され、2024年10月に市場に投入される予定です。