コンセプトモデルの楽しげな雰囲気はそのままに
フィアットは6月14日、新型コンパクトSUV『グランデパンダ』を欧州で発表しました。
『グランデパンダ』はイタリアのトリノにあるチェントロ・スティーレでデザインされました。全長は3990mmで、Bセグメント車の平均4060mmよりもコンパクトですが、クリーンなデザインと広い室内空間が特徴です。スペース効率に優れるため、快適な家族の生活や現代の都市移動に適しています。
ボディのダイナミックなくさび形のデザインは、明確なプロファイルラインによって実現されています。構造的なキャラクターラインと柔らかいが大胆な表面が組み合わさり、タフなホイールアーチが際立っているほか、イタリアンデザインの象徴として、鮮やかなイエローのボディカラーがイメージカラーとして設定されています。
フロント部分はコンパクトながらも独特の新しい個性を放っています。光沢のある黒い上部グリルからヘッドライトにかけて、力強く滑らかな外観を形成しているほか、バンパーの下部中央にはスキッドプレートが設置され、ユーティリティビークルとしての機能性を強調。ヘッドランプはオパールキューブで構成され、このデザインはリンゴット工場のファサードの窓を模したものとなっています。
サイドのシルエットは1980年代の『パンダ』を彷彿とさせる要素が多く盛り込まれています。その象徴として、『パンダ』のロゴがボディサイドに刻印されており、強い個性を放っています。また、ボディとキャビンのウェッジ形状は、上部から後部にかけての傾斜したルーフラインによって強調されています。
リアビューは、張り出したホイールアーチ、窓の傾斜、リアウィンドウの全体的なレイアウト、テールライト、スキッドプレートによって、大胆なキャラクターが表現されています。さらに、17インチのダイヤモンドカットアルミホイールには、X字型のデザインが施されています。