こんにちは、Canalです。
コンパクトな軽量ボディにハイパワーのエンジンを搭載する昨今のホットハッチ。ターボで300psは当たり前~みたいな時代ですが、もっと身近で楽しいクルマが最高じゃないですか?乗りたくないですか?ということで、今回はホット過ぎないホットハッチ、題してウォームハッチを紹介していきます!!00年代の欧州車を中心に取り上げ、筆者の好きを詰め込んだような記事でございます!
フォルクスワーゲン・ルポ GTi
ちっちゃくて丸目で最高にキュートなフォルクスワーゲン最小コンパクトカーのルポ。そんなルポに1.6Lエンジンを搭載して、走りを突き詰めたのが”ルポGTi”というクルマ。軽自動車ぐらいの大きさしかないクルマに125psを発揮するエンジンを搭載していて、速く走ってバラバラにならない?って思われるかもしれませんが、そこはフォルクスワーゲン。アウトバーンとニュルブルクリンクの国生まれですから心配無用。ちっちゃいボディにドイツ車の魅力がギュギュっと詰め込まれてるっていうコトなんです。
しかもルポGTiというクルマ、車重がたったの1010kgしかありません。エンジンフードやドア、フェンダーがアルミで作られていて、見た目のかわいさから想像するよりも本気で作られたクルマなんです。これぞ「The・正統派ホットハッチ」。見ても乗っても楽しいのが”ルポGTi”。
軽量ボディに強心臓で6MT、しかもドイツ車の安定感も兼ね備えている…これ最高じゃない?中古車のタマもまだそこそこあるし、これクルマ好きは買わなきゃいけないよね??
フィアット・パンダ 100HP
「イタリアンコンパクトハッチ」と聞いて想像するようなチャキチャキとした走りを楽しめるのが、2代目パンダで設定されていた100HPというモデル。かわいらしいほのぼの系コンパクトカーのパンダに走りを求めてどうするんだ、と思わなくもないですが、結果的に面白いクルマが出来上がってるから良しとしましょう。そこが面白いですしね!
外観上では大型のフロントグリルや専用バンパー、クロームシャドー仕上げの15インチホイールなどの専用装備が特徴的。普通のパンダのほのぼのした外観とはガラリと変わったアグレッシブな印象が最高にクールです。でも、見た目だけカッコよくて、中身がそのままだったら、魅力半減ですよね?安心してください。”パンダ100HP”は、見た目だけじゃなくて、その中身も普通のパンダとは別物。
エンジンは、その車名の通り最高出力100psを発揮する1.4Lエンジンを搭載。組み合わされるトランスミッションはスポーツハッチに相応しい6MTが搭載されています。また、サスペンションはハード過ぎるほどに固められ、車高も15mmローダウン。
パンダの小さなボディに大きなグリルを装着して武装して、中身には100psのエンジンを積んでいて、ヤンチャな感じがかわいいじゃないですか、”パンダ100HP”。これぞイタリアンハッチ!!しかもベースは5ドアハッチのパンダだから、大人4人が乗れる実用性もたっぷり。楽しい走りと高い実用性が組み合わさった”パンダ100HP”、これは買うしかないでしょ~。
ルノー・ルーテシア2 16V
”ルーテシア2”と言えば、V6エンジンをミッドシップに積んだ化け物マシーンのV6や、こんなちっちゃいクルマに、名機F4Rエンジンを積んじゃったR.S.などが有名で、今回紹介するのは、その影に隠れがちな16Vですが、これがね、最高に良いクルマなんですよ。というのも、筆者は以前”ルーテシア2 16V”を所有していて、このクルマの良さは今のクルマに乗り換えてから、ひしひしと感じているのです。「16V良かったなぁ…」と。
このクルマについて、一言で紹介するとしたら「速さよりも気持ち良いクルマ」。いや、速くないわけじゃないんです。でもトップスピードや加速の快感を味わうなら他のクルマをオススメします。60km/hから上の速度ぐらいでバイパスやっ高速道路を巡行している時のフラット感が最高なんです。とにかく真っすぐ走って安定感が半端ないことに加えて、シートが超良い。適度なホールド感と柔らかさは、まるでバックハグされているかのような掛け心地。
しかも、元気よく走りたいときには、それに応えるエンジンが待っています。ワイヤースロットルでレスポンスも最高ですよ。この丸っこくてかわいらしい外観とは裏腹に、走りは最高の”ルーテシア2 16V”。独特のクセはありますが、フツー過ぎても面白くないよねぇ??
シトロエン・C2 VTS
シトロエンと言えば、乗り心地フワフワでいつまでも走っていたくなるような快適さの持ち主ですが、”C2 VTS”は楽しすぎて、ずっと走っていたくなるクルマかもしれません!コンフォート性を重視した兄弟車のC3のホイールベースを145mm短縮させて完成された3ドアのスポーティハッチが”C2”というクルマの成り立ち。
デザイン上もC3の現代版2CVとも言えるような丸っこいデザインから一変し、ビビットでスポーティかつ、シトロエンらしい癖のあるデザインとなっています。筆者もこのデザインが大好きで、リアウインドウがオフセットされたようなデザインは、他のクルマでは見たことがない斬新なもの。コンパクトカーだからこそ、こうしたエッジの効いた思い切ったデザインが魅力的に映りますよね!
搭載されているエンジンは、『プジョー106 S16』などに積まれてきた1.6Lエンジン。それにローギアードな5MT、車重1100kgとくれば、楽しくないはずないですよね!筆者も横乗りをさせていただいた経験がありますが、とにかく軽快に走る印象でエンジンが軽く回っていくのが、とても印象的でした!身軽でピリリと刺激的なアヴァンギャルドコンパクトハッチが気になる方は”C2 VTS”いかがでしょうか?
プジョー・206 XS
プジョーで一番売れたクルマが”206”ですから、206には大量のバリエーションがあります。スポーツモデルでは、WRCをオマージュしたRCや、2.0Lエンジンを搭載したプジョーではお馴染みのグレードS16などが存在していましたが、今回紹介するのは、1.6Lエンジンを搭載するXSグレード。
先ほど紹介した4車種に比べるとスポーツ味は薄いかもしれませんが、”206XS”で特筆すべきはバランスの良さ!車重1050kgの車体に、108psを発揮する1.6Lエンジンと5MT/4ATの組み合わせで、スペックを見る限りは超フツー。でもこのフツーが良い塩梅だったりして。
こういうスポーツモデルじゃないフツーのMT車を日常で乗るのって凄くステキだと思いませんか?素の楽しさを味わえるのは、ベーシックグレードならではなのではないでしょうか。普段は生活の足として使って、たまに元気よく回してあげるような使い方が楽しいでしょ!
RCやS16のようなスポーツグレードのような目立つ存在に隠れた隠れ名車かも??筆者がお世話になっているクルマ屋さんの方も、実はXSが凄くいいクルマだと仰っていました。
小さくて楽しくてお手頃なウォームハッチいかがでしょうか!
過激にスポーツし過ぎてないけど絶対楽しめるクルマを筆者の独断と偏見入りまくりで5台紹介してきました!個人的にこういう部類のクルマが大好きで、他にも、『トゥインゴGT』だったり、『グランデプント1.4 16Vスポーツ』だったり、、と紹介したいクルマはたくさんあるので、またそれは別の機会で!
小さくて楽しくてお手頃なウォームハッチ、いかがでしょうか!!