キャプチャーのお兄さん
ルノーは5月2日、新型コンパクトSUV『シンビオズ』を欧州で発表しました。
『シンビオズ』は、ルノーの新世代ブランドデザインを採用。リアのテールライトを結ぶプレスラインは彫りが深く彫刻的になっており、繊細な印象とともにワイド感も表現しています。また、全長が4410mmとされ、ルノーのCセグメント車としては、最もコンパクトなハイブリッドモデルとなります。車両重量は1500kg以下と、軽量化も追求したとしています。
インテリアは、ゆったりとしたスペースと積載能力を備え、乗員全員が快適に過ごせるように設計。また、2枚のガラスの間の液晶フィルムに流れる電気をオン・オフすることにより、透明と不透明を切り替えることができるPDLC技術(高分子分散型液晶)を取り入れた「ソーラーベイ」と呼ばれる大きな面積のパノラミックガラスルーフによって開放的で明るい車内を実現しています。
パワートレインは、「E-TECHハイブリッド」を搭載。最大出力94hpを発揮する、1.6リッター直列4気筒ガソリンエンジンに2つの電気モーター、マルチモードギアボックス、蓄電容量1.2kWhのリチウムイオンバッテリーを組み合わせ、システム全体で最大出力145hpを発生します。
このハイブリッドシステムには、「eセーブ」機能が採用されています。このモードを選択することで、バッテリーの充電量を最低でも40%に保ち、必要に応じてEVモードで走り続けることや、急な上り坂でエンジンをアシストするための充分なバッテリー容量をキープすることが可能となっています。
「E-TECHハイブリッド」のシステムは、市街地走行の最大80%をEVモードで走行することが可能となっており、市街地走行ではエンジン搭載車に比べて、燃費を最大40%向上させるとしています。ドライバーはマルチセンス(ドライブモード)の設定を切り替えることで、日常走行向けの「マイセンス」、低燃費志向の「エコ」、エンジンのパワーを重視した「スポーツ」の3種類から切り替え可能となっています。