Hej Hej!CarBoonのRioです!!
今回は、2025年5月10日(土)〜11日(日)に横浜・赤レンガ倉庫で開催された自動車イベント「ル・ボラン カーズ・ミート2025」の現地レポートをお届けします。
ル・ボラン カーズ・ミートとは?|歴史ある横浜の自動車イベント


今年で15回目の開催となる「ル・ボラン カーズ・ミート」とは、どんなイベントなのか…
「1977年創刊の自動車雑誌『LE VOLANT(ル・ボラン)』がプロデュースするオープンエアのモーターフェスです。雑誌の読者だけではなく、もっと多くの方に最新のクルマを見て、知って、触れていただきたい……という思いのもと、創刊400号を迎えた2010年5月、第1回目となる本イベントを横浜赤レンガ倉庫にて開催。その後2011年、2012年、2013年と年1回のペースで実施し、2014年からは5月の横浜に加え、9月に神戸での開催をスタート。2018年の横浜では、これまでの単日開催から土日開催へと規模を拡大し、約10万人もの方に来場者いただくなど、関東地区のたくさんの方にお楽しみいただいています。(HPより引用)」
とのことで…。
回を重ねるごとに盛り上がりを増している大注目の自動車イベントが、この「ル・ボラン カーズ・ミート」なのです!毎年のように訪れるほどの「ル・ボラン カーズ・ミート好き」であり、「EV:LIFE 二子玉川」にも毎年参加している「ル・ボラン イベント好き」でもある筆者が、会場の様子をピックアップしてご紹介します。
【注目ブース①】クラシックカーや軽EVも展示!「Nostalgic Hero」「K MAGAZINE」
昨年、雑誌『ル・ボラン』がネコ・パブリッシングから芸文社に事業譲渡されたことで、芸文社の人気自動車誌もイベントに登場。
「Nostalgic Hero」のブースには、伝説の「日産スカイラインGT-R(グループA仕様)」や、”ハコスカ”の愛称で知られる「スカイラインHT 2000GT-R」の2台を展示。日産スカイラインGT-R(グループA仕様)には、よく見るとボンネットに星野一義さんのサインが!どちらも半世紀前のクルマとは思えないくらいにとても綺麗…。

一方、「K MAGAZINE」ブースでは「K’s MEET」と題し、スバル360やバモスホンダ、軽EVのN-VAN e:や日産サクラまで、軽自動車の幅広い展示が話題に。
『スバル360』や『バモスホンダ』のカスタムカー、ダムドのボディキットを装着した『スズキジムニー』『ダイハツタフト』など青空の下が似合う個性的なモデルから『日産サクラ』や『ホンダN-VAN e:』などの最新の軽EVまで展示されました。
また、試乗ブースでは現行モデル5車種を用意し、乗り比べ試乗会も開催されました。こちらについては、実際に参加してきましたので、また別の記事でお届けしたいと思います!


【注目ブース②】パーツ&カスタムカーも熱い!
続いて、パーツメーカーのコーナーも見ていきましょう!ブレンボのブースには、2台のコンプリートカーが展示されました。

手前に見えるのはTOM’Sが仕立てた『GR Yaris Late Model』です。カラーリングも独特な存在感を放っています。そして奥に展示されているのは、3D Designが手掛けた『BMW X5M』で、こちらはエクステリアをブラックに統一することで、力強い押し出し感が印象的な1台となっています。

BBSは、ノーマルホイールとの履き比べ試乗ブースを展開。短いコースではありますが、全く同じ環境でノーマルホイール装着車とBBSの軽量ホイール装着車を比較することで、違いが体感できるという貴重な機会が提供されていました。
実際に乗ってみないと、パーツによる効果や違いってなかなかわからないですもんね!
【注目ブース③】国産メーカーの最新モデルがズラリ!

続きまして、国内メーカーのブースをご紹介。三菱のブースには、自動車系イベント恒例の4WD登坂キットを用意。大きなボディを持つ『デリカ』や『トライトン』がモーグルや斜度45°の悪路を走破する姿は、外から見ていても圧巻です!もちろん同乗体験は大人気で、予約の枠は受付開始後すぐに埋まっていました。


展示スペースには、デリカの特別仕様車である「シャモニー」を始めとした現行モデルを展示。個人的に注目したのはトライトンで、遅れてオプションに設定されたシャッタータイプの荷台カバーが装備された仕様が用意されていました。かなりの剛性感があり、これなら荷台に荷物を載せたままクルマを離れても安心ですね!




スバルのブースには、注目のモデルが盛りだくさん!
STI最新作のコンプリートカー『S210』のプロトタイプが展示され、実際に乗り込んでみたい人や空力パーツを観察する人などで人だかりができていました。
また、最新モデルの『フォレスター』や『WRX STI NBR Challenge 2022』、さらにアイサイトによるエマージェンシーブレーキ体感コーナーも展開され、常に賑わいを見せていました。




レクサスのブースには、最新モデル2台が出展。
売れに売れているラグジュアリーミニバン『LM』は、遅れて追加された3列シート仕様を展示し、ファミリーや後席で快適に移動したい人など、幅広い層からの注目を集めていました。そして、現行モデルから日本市場にも導入された『GX』も展示。今までの流麗なデザインのモデルとは一線を画す、武骨でタフネスなデザインでかなり存在感を放っていました。
【注目ブース④】BYDやランボルギーニなど輸入車も勢揃い!


今回、輸入車ブースの中でも、子どもたちに特に人気なメーカーがありました。
それがBYDです。このようなイベントではなかなか見ない”大型バス”が!BEVの『K8 2.0』を会場に展示していました。働くクルマの運転席に座って写真を撮れるということで、長蛇の列が。
パトカーや白バイは子ども向けのイベントや交通安全のイベントで座らせてもらえても、路線バスの運転席に座れる機会はそうないですもんね(笑)




こういった自動車の展示イベントで常に注目を集めるクルマと言えば…そう、スーパーカーです。
柵に囲われたエリアの中には、2頭の闘牛が。ランボルギーニの新たなフラッグシップモデルである『レヴエルト』と、オフロードも走ろうと思えば走れちゃうスーパーカー『ウラカン・ステラート』です。
さらにマクラーレンのブースには『アルトゥーラ・スパイダー』が出展。鮮やかなボディカラーとディヘドラルドアが開いた姿は、まさに圧巻そのもの。


続いて、ランドローバーのブースには、大人気のSUV『ディフェンダー』が登場。
しかしよく見ると、あちこちに白い山のグラフィックが…
そうです。こちらはただのディフェンダーではなく、限定車の「HAKUBA EDITION」。日本の地名を冠したモデルということで、注目を浴びていました。




ロータスブースは、最新のラインアップがズラリと勢揃い。
『A110』好きの筆者としては『エミーラ』も無視できない存在です。軽量かつ比較的コンパクトなボディ、そしてそのミッドに収められたエンジン!ロータスでありながら内装の質感も大きく向上し…
すみません、スイッチが入ってしまいました(笑)
最新BEVの『エメヤ』は、以前別の展示イベントで確認済みなので…と思ったら、可動式のリアウイングの下にもう1段ウイングが!まさかこんな構造とは、初めて知りました…。


ロータスを始め、多くのスポーツカーメーカーを有するイギリスからは、これらのメーカーも出展。
F1にも参戦中のアストンマーティンは『ヴァンテージ』と『DBX 707』を展示。ボディカラー含め、紳士的で上品な仕立てですね…!運転席からジェームズ・ボンドが降りてきそう(笑)
モダンなアストンマーティンの2台とは対照的なのが、昔からの伝統を引き継いでいるケータハムの『スーパーセブン600』とモーガンの『プラス4』です。
最新技術を搭載しながら、映画やアニメから飛び出したかのようなクラシカルな外観は、多くの視線を集めていました。


クラシカルな外観…というより、本当のクラシックカーを展示していたのがフォルクスワーゲン。母の日に合わせて、そしてボディカラーにも合わせるように、荷台には真っ赤なカーネーションが。
一番入口側に展示されていたこともあり、通りすがりの人たちもみんな写真を撮っていくほどの人気ぶりでした。


メルセデス・ベンツのブースには、最新のハイパフォーマンスモデル『メルセデスAMG GT43クーペ』よりも厳重に扱われているクルマが…
それがこの『メルセデスAMG A45S 4マチック+ ファイナルエディション』。AMGが誇る最強の直4エンジンをコンパクトなボディに詰め込んだ激辛ホットハッチの最終モデルの限定車です。
『Aクラス』の中でも柵に囲まれて展示されるのは、このモデルだけかもしれません…。


そして最後にお届けするのは、今年の末で大きな転機を迎えることになるBMWアルピナのブースです。
2025年末をもってブランドの商標権がBMWグループに譲渡。これにより、2025年末でアルピナ社でのコンプリートカーの開発・生産・供給は終了し、2026年以降はBMW直轄のサブブランドとして継承されることが発表されているアルピナ。
年間生産台数のおよそ25%が日本市場で販売されるなど、日本との関わりも深いアルピナは、最新モデル『B3GT』『D3 Sツーリング』『XB7』に加え、設立60周年を記念して貴重な『RLE』『B7ターボ』も展示されました。
BMWの中のひとつのブランドへと生まれ変わるアルピナの今後に要注目です!
まとめ|ル・ボラン カーズ・ミートはクルマ好き必見のリアルイベント!

ここまで「ル・ボラン カーズ・ミート」の様子をお届けしてきましたが、いかがだったでしょうか。今回、紹介しきれなかったブースもいくつかありますが、会場の雰囲気を少しでもお伝えすることができたのであれば嬉しい限りです!
横浜赤レンガという人気のスポットで開催され、クルマ好きが楽しめるだけでなく、たまたま立ち寄ったひとたちにもクルマの魅力を伝えることができるのが、このイベントの大きな特徴だと思います。
デジタルが発展してもなお、リアルな体験に勝るものはないと思います。もし行ったことがないという方は、一度訪れてみることをオススメします!暑さ対策と日差し対策(特に試乗したい方)は万全に!(笑)
以上、CarBoonのRioがお届けしました!