ケイマン仲間と過ごす濃密な一日──「Caymania Day mini Vol.1」八王子で開催

ポルシェ・ケイマンを愛するオーナーたちが集う――濃密な交流とエンタメが詰まった「Caymania Day mini Vol.1」が2025年3月29日、東京都・八王子市にある「Ultimate Base(アルティメット・ベース)」にて開催されました。お昼から夜まで、たくさんのコンテンツで盛り上がったイベントの様子をお届けします。

ケイマンオーナーの“聖地”へ、10台以上が集合

昨年、千葉県茂原サーキットで50台以上のケイマンが集まり話題となった「Caymania Day」。その第2弾となる今回の“mini”バージョンには、10台を超えるポルシェ・ケイマンが集結しました。

その舞台となったのが、以前当メディアでも特集した「Ultimate Base(アルティメット ベース)」。

Caymania主宰の小林さんがオーナーであり、今回の開催では「日本のケイマン・ボクスター界隈の中心」と題して、多くのケイマン・マニア「ケイマニア」が、カスタマイズ内容や愛車へのこだわりなど、じっくりと語り合える空間が広がっていました。

多彩なコンテンツで車好きも家族も楽しめる

イベント会場となったUltimate Baseは、エンタメ複合施設として注目を集めるスポット。

ミニ四駆サーキットや卓球、ダーツ、カラオケ、楽器・DJ機材レンタルに加え、本格的なレーシングシミュレーターも完備。入場料1,000円でこれらすべてが使い放題という、まさに“大人の秘密基地”のような空間です。

当日はF1のパブリックビューイングをはじめ、大バーベキュー大会、映像クリエイター集団「Focus Visuals」の主宰であり、自身もケイマンオーナーであるコフ氏による撮影・編集講座、レーシングシミュレーターを使ったタイムアタックイベントなど、車好きはもちろん、参加した人々が一緒に楽しめる企画が盛りだくさん。

元々はCaymaniaコミュニティの集まりということで顔見知りのオーナー同士も多かったようで、笑顔の絶えない時間が流れていました。

UltimateBaseについての詳しい記事はこちら!

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【オーナーズボイス】「高校の卒アルに”ポルシェを買うと書いていたんです”」日常を彩るスポーツカーライフの魅力に迫る ーポルシェ 981ケイマン 2.7PDK

「いつかはポルシェ」多くの車好きが抱く憧れを現実のものとした”きさらぎさん”。愛車であるポルシェ 981ケイマン 2.7PDKとの「日常からサーキット走行」まで、その魅力を余すところなく語っていただきました。

ケイマンとの出会い – 念願のポルシェオーナーへ

以前はトヨタ 86の前期型を楽しまれていたというきさらぎさん。ターボ化をはじめ、車体金額以上のチューニングを施した車から次の愛車として選ばれたのが、このポルシェ 981ケイマン 2.7PDKでした。

「ちょうど乗っていた86の車検のタイミングで乗り換えようとしていたんです、その時はGRヤリスなども視野に入れていました。ふと実家に帰った際に開いた高校の頃の卒業アルバムに『ポルシェを買う』と書いていて(笑)そこから車を探し始めて、千葉の専門店でこの個体に出会いました。」

愛知県から千葉県まで足を運び、ほぼ即決で購入を決めたといいます。

「お店の方に『2週間以内にお金を支払います!』と宣言して、その場で手付金を支払いました。その後、地元に戻って急いで資金を準備して…今となっては良い思い出です(笑)」

日常の足からサーキットの相棒へ – ケイマンと過ごす充実の日々

単なる週末の趣味車ではなく、通勤にも使用しているというケイマン。まさに「ポルシェ漬け」の日々を送っている中で、日常使いのいろいろを聞いてみました。

「PDKということもあって運転自体は何もストレスを感じません。街乗りについては、以前所有していた86は少し下のトルクが細くて、発進の際にも物足りない感じがしましたが、この車では全くストレスなく流れに乗って走れます。そんな部分でも日常使いは全く問題ありませんね。」

やはり気になるところは”燃費”の面。私たちが想像しているほど悪くないみたいですよ?

「高速道路での燃費はリッター14.5kmくらいと、思った以上に経済的です。高速燃費で見るとですよ!(笑)普段の街乗りではリッター 9kmほどかな。それでも以前の86よりも燃費が良いのには驚きました。もちろん、街乗りが多くなるとガソリン代はかさんできますが…。もう毎月のガソリン代が3万円を突破しようとしています(笑)」

特にお気に入りの点は、「運転していて純粋に楽しいこと、そして所有する喜び」だと語るきさらぎさん。まさにポルシェならではの魅力を存分に味わっているようです。

こだわりのカスタムとリアルな維持事情

きさらぎさんのケイマンは、内外装にもこだわりが。

「前のオーナーさんがKWのダウンサスやクリアテールなど、センス良くカスタムされていたのが気に入っています。ダウンサスについては、購入する際に少し車高が低いな〜と思っていましたが、リフトアップして判明しました(笑)内装も汚れが目立ちにくいブラックで、シートは86時代から愛用しているフルバケットシートを移植しています」

一方で、気になる維持費についてはどうでしょうか。

「ポルシェなので、やはり細かい部品は高価ですし、年式的に樹脂部品の劣化は避けられません。ただ、国産車とは異なり、気負わずに走れる安心感があります。タイヤは特殊なサイズですが、それ以外の維持費は想像していたよりも抑えられていますし、自動車保険も上手くプランを選べば、それほど高額にはなりませんよ。会社で買う缶ジュースを1本減らしてみるとか、日常でできる節約はやっています。慎ましい努力をしていれば、泣きかあった際にもその費用を捻出できます!」

ポルシェオーナーを目指す人へ

最後に、これからポルシェ・ケイマンの購入を検討している方へ、一言いただきました。

「ケイマンの中古車価格は近年上昇傾向にあります。もし迷っているのであれば、思い切って一歩踏み出してみることをお勧めします。僕は『清水の舞台から飛び降りる』くらいの気持ちで購入しました(笑)。購入してから悩めばいいと思います。ケイマンに乗ることで得られる喜びは、なににも変えられないものだな…とつくづく感じます」

まとめ|クルマがつなぐ、濃密な一日

「Caymania Day mini Vol.1」は、ケイマンを愛する仲間たちが一堂に会し、語り合い、笑い合う、まさに“ケイマン尽くし”の特別な一日に。交流はもちろん、エンタメや体験型コンテンツも充実し、来場者それぞれが自由に楽しめる空間が広がっていました。

次回の開催が、今から待ち遠しくなるような、そんな濃密な時間が流れていました。

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Editor

セイタローのアバター セイタロー 代表/編集長

CarBoonを含め、自動車関係のウェブサイトをいくつか運営してたり色々やっている代表。物心ついた時から車好きで、3歳の頃には通り過ぎる車の名前を全て言えたと言います(家族談)