【ついにハイブリッドモデルが登場】ポルシェから改良新型『911』が世界初公開！

カレラとカレラGTSがアップデート

ポルシェは5月28日、ハイブリッドシステムを初搭載する『911カレラGTS』を発表しました。また、全面改良された水平対向6気筒 3.0リッターエンジンを搭載する『911カレラ』も発表されました。

『911』の61年にわたる歴史で初めて、市販モデルにハイブリッドシステムが導入された『911カレラGTS』は、新たに開発された水平対向6気筒3.6リッターエンジンと電動ターボチャージャー、電動モーターを備えた「Tハイブリッド」システムを採用しています。

「Tハイブリッド」システムは、新開発の電動ターボチャージャーを搭載し、即時にブースト圧を高めます。また、ターボチャージャー内蔵の電動モーターはジェネレーターとしても作用し、最大11kW（15PS）の電力を排気ガスの流れから生み出します。

搭載されたバッテリーは、従来の12Vスターターバッテリーと同じサイズと重量を保ちつつ、最大1.9kWhのエネルギーを蓄積し、400Vで動作します。この高電圧システムにより、エアコンコンプレッサーを電動化し、ベルトドライブを排除することでエンジンサイズを縮小し、先代モデルと比べて重量増加を50kgに抑制しています。

最高出力357kW（485PS）と最大トルク570Nmを発生するボクサーエンジンを電動アシストすることで、システム全体の出力は398kW（541PS）と610Nmを発揮しており、先代モデルから出力を45kW（61PS）向上。『911カレラGTSクーペ』は、0-100km/h加速3.0秒で、最高速は312km/hを達成しています。

現在のモデルラインアップとして、『911カレラ』には後輪駆動クーペとカブリオレを用意。『911カレラGTS』には4輪駆動とタルガ（4輪駆動）が用意されており、どちらのモデルもPDKが標準で装備されています。