「若者の車離れ」という言葉が、文字通りの意味で独り歩きしてしまっている現在。平成という時代に生まれ、平成という時代に生み出されてきた車たちに心を動かされてきた「若者世代」が中心となっているコミュニティが『平成カーファンクラブ(HCFC)』です。
今回はこのコミュニティ初のオフ会である、その名も「平成生まれオフ会」にお邪魔!世代が近いもの同士の空気感と盛り上がりが詰まっていたそのイベントの様子を、現地の雰囲気とともにレポートします!
◾️30台以上の「好きが詰まった」車たち

平成生まれという明確なレギュレーションがあるコミュニティでもあることから、同世代という共通点だけで、初対面でも妙な親近感が生まれるのがこのイベントの面白さ。
86やポルシェ、シビックやロードスターなどのスポーツカーから、BMWやレクサス・ISFなどのセダン、コンパクトカーからミニバンまで、さまざまなジャンルの車が箱根の地に集合しました。
どこか同窓会のような、オフラインでしか体感できない空気感が、SNS時代の今ではまた新しいものなのかもしれません。

令和や昭和の車も
◾️幼少期に刻まれた”車の記憶”

自動車が産業として、またカルチャーとして全盛期だった時代に、車を楽しんでいた世代を親に持つ世代が、現在の車好きになるきっかけになっているのは、やはり幼少期の思い出や記憶が関係しているのではないでしょうか。
今回、現地で「一参加者」として多くのお話を聞いてみると、家族のクルマの助手席から見た景色や、ゲームの中で走らせたスポーツカー、人気クルマ漫画の記憶が刻まれている参加者も多くいました。
◾️今も昔も、車は「ライフスタイル」の一部

近年、自動車は「モビリティ(=移動手段)」としての側面で発展しています。合理性と効率を求める声が多い中で、車はどこか「便利な道具」という枠に押し込められている感じがします。
そんな時代にあっても、車を趣味として・娯楽として・ライフスタイルの一部として考え、人生を豊かにする要素として考えている若者もそう少なくはありません。
◾️若者の「車と楽しむ人生」

何かと合理性や効率重視のこの時代。自動車業界もそのような風潮になっていっていることは、決して悪いことだけではありません。けれど、その新たなベーシックとは違う場所で「車と共に楽しむライフスタイル」を選ぶ若者がたくさんいます。
平成生まれの車好きたちは「今までの車の価値観」を「現在の時代に合わせて」表現して、未来のクルマ文化へと繋いで行こうとしているのではないでしょうか?
今回はそんな側面が垣間見えた、熱気と盛り上がりがマシマシのイベントでした!
あらためて、『平成カーファンクラブ(HCFC)』の皆様・参加者の皆様、ありがとうございました!
《フォトギャラリー》





























