【故障問題】2年3.5万キロ乗ってわかった、ちょっと古いフランス車って実際壊れるの??

こんにちは、Canalです。

近頃、欧州車をはじめとするネオクラ車(ネオクラシックカー)がプチブームとなっています。クルマの個性が今よりもはっきりしていて、古すぎないため故障のリスクもそんなにない、ということで人気のあるネオクラ車。筆者自身もその年代のクルマが好きで、それなりのトラブルも経験しながらも、つい先日まで2000年式のルーテシアを2年間所有していました。

そこで今回は、ちょっと古いラテン車の維持について解説していきます。ネオクラ車やイタフラ車乗ってみたいけど、故障や維持費が心配という方も多いのでは?

ちょっと古いラテン車ってどうなの?

まず一言、「そのクルマに絶対乗りたいなら、ぜひ乗ってほしいけど、中途半端な気持ちで買うと後悔するかもしれない」これがこの年代の車だと思っています。車検や修理などの点検費用はもちろん、税金や保険料だって高いですからね。

ちょっと古いラテン車を買うときに肝になるのが、まず個体選び。筆者の体験談ですが、筆者の購入した個体は、購入当時で22年落ち5.2万キロ1オーナー禁煙車。内装のベタつきこそありましたが、内外装に大きな傷もなく、もうここまで状態の良いモノは市場に出てこないだろうと思えるような非常にキレイな個体でした。でも、これが注意点でした。2年ほど動かしていなかった個体で、購入後の整備になかなか手が掛かってしまったのです。自分の場合は車両代と整備代をプラスしても、許容範囲に落ちついたので良かったですが。

自分の経験から、ある程度年式なりに走行距離が伸びている個体で、メンテ記録がしっかりしている個体を買う事をオススメします。また、車両代とは別に修理費をプールしておきましょう。車両を安く買えても、整備で車両代を上回ることだってありますから。筆者はそのタイプでした。あと、忘れてはいけないのが、そもそも論として、四半世紀以上前の機械が壊れないわけないということ。ましてやイタフラ車なんて特にそう。故障前提で買いましょう。

あと、若い子でこうしたクルマを買おうとしている場合は、親御さんの理解を得ているかが大事。故障の耐性の有無が肝心です。他にも、信頼できる修理工場があるかどうかなど、気にしなくてはいけないことは様々。

でも、乗るととっても楽しいのがこの年代のクルマの魅力。ルーテシア2のシートと乗り心地を超えるクルマに筆者は未だ出会えていません。それでいてスポーティにも走れるし、気負わずにどこでも行ける最高のクルマだったなぁ。いつか買い戻したいと密かに思っています。

実際フランス車のネオクラ車ってどれくらい壊れるの?

では、実際に維持してみて、どのくらいトラブルが起きたのかを紹介していきます。まず、納車時ですが、タイベル交換、マウント交換、ブレーキ関係交換などなどフル整備を行った結果かかった金額は100万円弱ほど。これは整備なのでトラブルとは言えませんけどね。

起こったトラブルで言うと、納車した年の夏にラジエーターが故障し、冷却水が漏れるという故障に見舞われました。部品を取り寄せての修理となったため、2週間弱ほどかかりましたが、路上で止まるような事態にはなりませんでしたし、そこまで修理費も高くなかった覚えがあるので良かったです。また、定期的にエンジンルームを開けて、冷却水をチェックするようにもなったので、経験として良かったのかもしれません。

1年点検ではステアリングラックブーツの破れが見つかりました。これは在庫があったのですぐに修理完了。自分が維持した中で起こったトラブルは以上。自分が手放すタイミングでスタビブッシュゴムの破断とヒーターコアからの冷却水漏れが見つかったのですが、、。

というわけで、個人的にはそこまで故障も多くなく2年間走ることができたようにも思っているのですが、いかがでしょうか。筆者の周りの環境のせいもあってか、故障の耐性もある程度は付いており、これぐらいなら想定の範囲内という故障でした。

ぶつけてしまったらどうする?

あと、トラブル以外にちょっと困ったことは板金。筆者のミスで左ドアとサイドシルのアウターパネルをわりかし派手に擦ってしまったことがあったのですが、その時の修理は少し大変でした。

今見ても痛々しい傷…。これ以来、狭い交差点が怖くなってしまった。

最初に国産車をメインに扱うような板金屋に行って、見積もりを貰ったところ、なんと17万円。伺った板金屋では、ルーテシア2の修理を行ったことがなかったため、大体の概算でしか金額を出すことができなかったようでした。また、ある程度経年劣化した塗装に合わせて調色していくのも難しいと言われてしまったのです。

次にイタフラ車に強い修理工場で相談したところ、車両の価値と修理代金が見合わないことや、自分の予算の都合から、本来ドア交換のところを板金でやるという話になり、結果13万円。結果的にそこでお願いしたのですが、不人気車種の古いクルマの外装修理の大変さを知る羽目になりました。ある程度売れたクルマであれば、ドナーのボディパネルもあるとは思うのですがね。

まとめ

ざっくりと2年間乗って分かったことを紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。トラブルもありますし、不安な点もありましたが、結果として個人的には、とても楽しむことができたカーライフでした。

このクルマに乗っていたからこそ知り合えた人脈もあり、クルマが繋ぐ縁もありました。乗りたいクルマがあるのならば、是非一度経験してみることをオススメします!

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Editor

今日もトゥインゴゴルディーニR.S.に乗る大学生。欲しいクルマが多すぎて困っています。