【壮観】シトロエン 2CVが連なるパレードランで、新たな魅力を知った!

こんにちは、Canalです。

先日、「アロンフランセ車山」のイベントレポートを掲載しましたが、本記事では、その続編として、イベント内で行われました、”2CV”パレードラン「2CVに乗っていこう」についてのレポート。それに加えまして、オーナーさんへのインタビューを行いました。

“2CV”に乗っていこう

フランスの国民車として、1948年に発売されたシトロエン”2CV”は、今年2023年に生誕75周年を迎えます。荷馬車が多く使われていた、1930年代のフランス農村部に自動車を普及させることを目的として作られた”2CV”。多くの厳しい開発目標を掲げ、開発された”2CV”は、農村部のみならず、都市部でも大ヒットしました。老若男女問わず愛され続けた”2CV”は、今でも数多くのファンが存在する一台。そんな”2CV”の生誕75周年を祝い、「アロンフランセ車山」のイベントとして「2CVに乗っていこう」という企画が行われました。

その企画の内容としましては、専用エリアでの”2CV”の展示、会場周辺を一周するパレードラン、オリジナルステッカーのプレゼント、”2CV”ヒストリー解説&オーナーインタビューなど、まさに”2CV”尽くし。

パレードランの途中で、参加車両を広場に集結させての写真撮影も行われました。約80台の”2CV”が所狭しと並ぶ様子は、壮観で圧倒されました。これだけ多くの”2CV”が集まっているにも関わらず、1台1台個性があり、色やカタチなどが、全く同じ仕様の”2CV”が他に無いことにも驚きました。

参加されたオーナー様は、皆さん大変楽しまれたようで、常に皆さん笑顔。筆者自身は”2CV”オーナーではありませんが、その楽しい雰囲気を味わいたいと思い、僭越ながら、”2CV”パレードランに同乗させていただきました。

同乗させていただいたのは、CarBoonごめんなさいミーティング中京にも参加してくださった、二馬力廃人さんの1988年式”2CVチャールストン”。

22歳という若い年齢で”2CV”を楽しまれている二馬力廃人さんには、”2CV”の魅力や、パレードランに参加してみての感想、維持の秘訣などのインタビューにも協力してくださいました。本当にありがとうございました。

早速インタビューに移りましょう!

“2CV”オーナーインタビュー

ーパレードランが始まりましたが、今はどんなお気持ちですか?

街中では、結構人に見られることが多いんだけど、これだけ人に見られながら乗ることは滅多にないから、びっくり。今日は約80台近く参加しているんだけど、本当に圧巻、それにしても多いね~(笑)

普段みんなどこに行ってるのっていう感じ。天気も悪いし、車山に行かないっていうオーナーさんもいると思うから、このイベントに参加できていない個体も少なからず結構いると思うんだけどね。

ー”2CV”の魅力はどんなところですか?

やっぱり、見た目のかわいさはもちろんなんだけど、使い勝手がいいことかな。ドアが4枚あって、4人乗れる。それで、なんなら屋根も開くしで、本当に使い勝手が良いクルマです。ドライビングに関しても、車体が軽くて、脚もいいから、コーナーで突っ込んでも意外と曲がっていける。だから、ハンドリングもわりといいね。

あと、整備面。今でも部品が結構出るから、トラブルやダメな箇所があっても、すぐに交換が効く。それで、整備性も良いから、壊れた部品の交換もすごく簡単。だから、自分で結構整備がやれちゃう。構造がシンプルだから、原付一台触れるぐらいだったら、整備も全然容易にできる。だから、一言で表すと、本当に万能車かな。走って良し、乗って良し、イジッて良し。

“2CV”の維持について教えてください。

専門店はあるから、そんなに維持は難しくないかな。今100万円から200万円ぐらいで買えるから、お金があるなら、是非トライして乗ってもらいたい。構造がシンプルだから、たとえエンジンがかからないような個体であっても、何とかなる可能性は高いし、普段使いで、乗れるようにはなると思う。自分が買った時も不動だったからね。

それで、”2CV”でクルマの構造についての知識は磨けるから、これを踏み台にして、次のクルマにステップアップするのには、ホントにおすすめ。今の電子制御が多く搭載されている、新しいクルマと違って、自分で面倒を見切れるしね。予備のパーツさえ持っていれば、すぐに直せるから、普段使いでも大丈夫。

まあ、ステップアップと言いつつ、自分はずっとこのままだと思うけど(笑)。乗り始めて2年位経つけど、何か無い限りは乗り換えないかな。他のクルマとは違って、”2CV”は自分で面倒見れるから、いいね。

オーナー目線でパレードランに参加してみて

今回は、パレードランをオーナー目線で楽しませていただきましたが、”2CV”に魅了される方の気持ちが、よくわかりました。

“2CV”というクルマがもたらす、人の繋がりや、見る人を笑顔にさせる、その愛らしい見た目など、このクルマでしか味わえないコト、このクルマを所有することでしか得られない経験があることを強く感じました。”シトロエン 2CV”は、クルマとの一体感や結びつきを存分に味わえる、素敵なクルマでした。

最後に、80台近く集まった”2CV”の中から、筆者が気になった”2CV”を一台…。

“2CV”が、その車名から「二馬力」という愛称で親しまれているのは、有名だと思いますが、、

この”2CV”のボンネット上には、馬が二頭いるエンブレムが!!

そう、これは、まさしく二馬力!!ユーモア溢れる”2CV”のご紹介でした!

悪天候での開催だった「アロンフランセ車山」ですが、とても濃い1日を過ごすことができました。来年も是非参加したいですね!

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Editor

ルーテシア2からトゥインゴ・ゴルディーニR.S.に乗り換えた大学生。欲しいクルマが多すぎて困っています。