最新のフロントフェイスにアップデート
ルノーは4月4日、コンパクトSUV『キャプチャー』のマイナーチェンジモデルを欧州で発表しました。
新型モデルは、よりダイナミックになったエクステリアデザインと先進技術の採用が特徴です。フロントフェイスは、ルノーの最新のデザインコンセプトを採用し、水平に高く設計されたボンネットや、ダイヤモンドを中心に波紋のように広がるラジエーターグリルの反射によって、よりモダンな印象にアップデートされています。
新しいライトシグネチャーには、全グレードにフルLEDテクノロジーが標準装備されています。リアデザインは大きく変わらないものの、透明なライトハウジングと新しいロゴ、新デザインのディフューザーによって、より現代的で高品質なイメージを追求しているとしています。
インテリアでは、新しい「オープンRリンク」マルチメディアシステムや最大10.25インチのダッシュボードスクリーンが、より先進的な印象を与えています。「オープンRリンク」は、「Android Automotive 12」を世界で初めてBセグメント車に採用し、スマートフォンのように直感的で扱いやすいインフォテイメントを実現しています。また、新しい10.4インチの縦型タッチスクリーンは、高い操作性と視認性を備え、豊富なサービスを用意しています。
目指すは「商用車のテスラ」!?
フランスのルノー・グループと、スウェーデンのボルボ・グループが欧州市場向けの商用EVで提携すると発表しました。新たに「フレクシス(Flexis)」という会社を立ち上げ、ゼロ・エミッションの商用車を開発していくとしています。商用EVの需要は2030年まで毎年40%ずつ増加すると期待されており、この成長を活かす狙いです。
「フレクシス」はまず、専用のスケートボード型プラットフォームをベースに3車種のバンを開発し、2026年に最初のモデルを発売する予定です。また、その後の展開としてピックアップトラックなどの開発や、さらなるパートナーとの協力も示唆しています。今後の展開にも要注目です。