大型電動SUVのコンセプトモデルが登場
ジェネシスは、ニューヨークにある「ジェネシスハウス」で『ネオラン コンセプト』を世界初公開しました。このコンセプトカーは、次期『GV90』を示唆するモデルと予想されています。
『ネオラン』という名前は、ギリシャ語で「新しい」を意味する「ネオ」とラテン語で「月」を意味する「ルナ」に由来しています。また、エクステリアは韓国の月型磁器にインスピレーションを得た造形となっているなど、韓国の伝統や文化をテーマに独自の世界観を表現しています。
『ネオラン』はBピラーを廃止した観音開きのドアを採用しています。コンセプトカー然とした装備ですが、ジェネシスはこのドア機構について「量産車への適用が実現可能なレベルに達した」と述べており、市販モデルへの採用を示唆しています。
シートは2列のみで、2列目にはたっぷりとしたサイズのキャプテンシートが配置されています。前席は回転させること可能で、後席の乗員向けには大型スクリーンがルーフから降りてきます。インテリアにはロイヤルインディゴカシミアとパープルシルクレザーがマテリアルに採用され、床暖房を備えたリアルウッドのフローリングと組み合わせられることで、まるでリビングのようにくつろげる空間に仕立てられています。
ハイパフォーマンスブランドが設立
ジェネシスは『ネオラン』の発表に加えて、ハイパフォーマンスサブブランドとして「マグマ」の設立も明らかにしました。そして「マグマ」の第1弾として『GV60 Magma』を世界初公開しました。
『GV60 Magma』のエクステリアは、ベントを備えたオーバーフェンダーやアグレッシブなリアウイングが特徴となっています。フロントバンパーも形状が変更され、バッテリー、モーター、ブレーキの冷却のために吸気口が大きくなり、リアには大型のディフューザーが追加されました。足元には人目を引くエアロデザインの21インチホイールが採用されています。
インテリアには、バケットシートにオレンジのステッチが施されたナッパレザーとスウェードの生地が採用され、スポーティな雰囲気に仕立てられています。
ジェネシスは『GV60 Magma』のスペックなどの詳細を明らかにしていませんが、兄弟車である『EV6 GT』や『Ioniq 5 N』とコンポーネントを共有する可能性が高いと予想されます。