【あの名車がついに復活】ルノー5が電気自動車に生まれ変わって再登場!「5 E-Tech electric」がワールドプレミア!

レトロなスタイルがBEVで復活!

スイスで開催されているジュネーブモーターショーにて、ルノーから新しい「5 E-Tech electric」が世界初公開されました。

1970年代のオリジナルのルノー「5」から大きなインスピレーションを得て、2021年に絶賛されたコンセプトカーを忠実に再現して登場することになります。

「5 E-Tech electric」は、Ampr Small (旧 CMF-BEV) と呼ばれるプラットフォームを採用しており、フロントアクスルは「ルーテシア」や「キャプチャー」などと共有しています。リアサスペンションは、マルチリンク式を採用することで、スペース効率とハンドリングを両立させています。

バッテリーは2種類用意されます。1つが航続距離300kmを可能とする40kWhのアーバンレンジ。もう1つが航続距離400kmを可能とする52kWhのコンフォートレンジです。

駆動方式はシングルモーターによるFFのみとなりますが、出力の異なる3種類のモーターが用意されます。エントリーグレードが95馬力、215Nmミドルグレードが120馬力、225Nmトップグレードが150馬力、245Nmを発揮します。トップグレードのパフォーマンスとしては、0~100km/h加速が8秒未満最高速度は150km/hを達成しています。なお、ホットハッチモデルは2024年後半にアルピーヌ「A290」として登場する予定です。

エクステリアは、スクエアなヘッドライトと垂直なテールライト、ホイールアーチなどが、クラシック5 を彷彿とさせています。また、ルノーは3ドアのボディスタイルのように見せるために、後部ドアハンドルをCピラーの根元に統合するなど、クラシック5の面影を感じるデザインテイストに仕上げています。

さらに充電インジケーターはクラシック5の非対称冷却ベントを参考にした、ボンネットの意匠に統合されています。このインジケーターは、「5」のロゴをライトで満たしてバッテリーの充電レベルを表し、ドライバーが車に乗ったりアプリを確認したりすることなく、充電レベルを確認できるようにしています。そして一部のグレードには、「R5 Turbo」を彷彿とさせる赤いアクセントが採用されています。

インテリアでは、ダッシュボードの縦方向のステッチがクラシック5を思い出させ、長方形の通気口も同様です。インフォテインメント系を統合する大きなフレームは、当時使用されていたブロック状のダッシュボードを再現したものです。ドライバーディスプレイのサイズはグレードに応じて 7.0 インチまたは 10.0 インチですが、センタースクリーンはどのグレードでも10.0インチとなっています。またユニークな装備としてフランスパンを収納できるバケットホルダーが用意されていることも特徴的です。

ボディサイズは、全長×全幅×全高が3920㎜×1770㎜×1500㎜で、ホイールベースは2540㎜となっており、トゥインゴ以上ルーテシア未満というシティコミューターとして最適なサイズ設定となっています。

ヨーロッパ市場での発売価格は2万5,000ユーロ、日本円で約400万円を予定しているほか、日本市場への導入も検討されています。ついに復活を果たした「サンク」ことルノー「5」。そして、電動化によって様々なモデルの復活を予定しているルノー。今後もワクワクするニュースが続きそうです。

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Editor

Hej Hej!東京在住のクルマ大好き人間のRioです!サイクリングも音楽も好きな高3(06)です。くるまマイスター検定1級。モータージャーナリストを志して「より多くの人にクルマの楽しさを知ってもらい、クルマのファンを増やす」をコンセプトに活動中!