【イタリアの上品な雰囲気はいかが?】ランチア・デルタの魅力教えます!

ランチア デルタ・インテグラーレ、車好きの永遠の憧れですよね。

“ラリーで勝つための2.0Lターボエンジン”と”フルタイム4WDのパワートレーン”と”角ばったボディに張り出したフェンダー”が魅力的なデザインでいつかは欲しいと思わせる独特の魅力があります…。

とデルタの魅力をつらつら述べたわけですが、違うんです!

今回取り上げるのは”インテグラーレ”ではない方のデルタ。3代目デルタです。

既に販売終了から約10年が経過した車ですが、色褪せないデザインは今でも魅力的。

そして現在では、中古車でも比較的購入しやすい金額になってきました。そんな今が狙い目とも言えるデルタ、どんな車なんでしょうか。

デルタ’s ヒストリー

まずは3代目デルタの簡単な歴史からご紹介。

3代目デルタが発売されたのは2008年ですが、そのデザインが発表されたのは2006年のこと。イタリアで開催された『ヴェネツィア国際映画祭』で”デルタHPE” という名前でコンセプトカーが発表されたのです。

デルタHPE

2006年の段階で、ほぼ市販型に近いデザインが完成されていたことにも驚きますし、映画祭で車を発表するというところにどことなくランチアの洒落っ気を感じますね。

このコンセプトカーの発表から2年後の2008年に、市販モデルのデルタ3がジュネーブモーターショーで発表されました。これまでのインテグラーレのような、ガチガチに武装した雰囲気は影を潜み、上品かつエレガントという言葉が相応しい車に大きく方向転換したことが特徴的です。

また、日本ではランチアをはじめとするイタリア車の取り扱いで有名な”ガレーヂ伊太利屋“などを通して並行輸入されていました。

2008年ジュネーブモーターショー

その後フロントグリルのデザイン変更や仕様変更などを経て2014年に生産終了となりました。

デルタの魅力

デルタの魅力、それはもう”デザイン”ではないでしょうか。だってコンセプトカーがほぼそのまま市販化されたようなモデルですから。

車の第一印象って見た目で判断しませんか?「この車カッコいいな…」みたいな。もちろんデザインは個人の感性なので良し悪し付けるのは難しいところではありますけどね。

デルタ3の個人的推しポイントは斜め上から見たアングル。

フロントフェンダーからテールライトにかけて、一直線に深く流れるプレスラインが特徴的です。

このプレスラインが、リアフェンダーとテールライトを強調させているように見えます。

また、サイドのクォーターウィンドガラスの造形もかなり特徴的。メッキモールがデルタの頭文字であるD(Bピラーに付くエンブレム)のような形状になっているのです。独創的かつアヴァンギャルド!

そしてデルタはデザインだけでなく実用性が高いことも忘れてはいけません。

デルタのベースとなったモデルは、”フィアット・ブラーボ”というCセグメントハッチバック。

『実用ハッチバック』であるブラーボのプラットフォームをベースに、ホイールベースを2,700mmに延長したデルタの室内空間が快適でないわけがないのです。

そして、オプションでイタリアの高級家具メーカーである”ポルトローナフラウ社製”のレザーシートを選ぶこともできました。デルタの上品な雰囲気が更に引き立ちますね。ちなみにリヤシートはスライドも可能。まさに快適空間です。

唯一の特別仕様車。デルタ S by MOMO DESIGN

モデルライフを通して限定車や特別仕様車は少なかったデルタですが、モデル末期にはヘルメットで有名なMOMO DESIGNとコラボした特別仕様車がありました。

外観では、ブラック塗装されたフロントグリルや専用デザインのホイールが装備され、引き締まったクールな印象を受けます。

内装ではブルーのステッチが入った専用デザインのシートやグロスブラックのセンターコンソール、イエローのスピードメーターなどの特別装備が追加され、スポーティかつエレガントな雰囲気を醸し出しています。

イタリアの名門ブランド2社がコラボしたデルタ、よきですねぇ。

まとめ

デルタ3の魅力を紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。インテグラーレが築いたラリーのイメージが強いデルタですが、大人な雰囲気のデルタ3も悪くないでしょ??

ランチアさん、4代目デルタの発売はいつですか?

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Editor

ルーテシア2からトゥインゴ・ゴルディーニR.S.に乗り換えた大学生。欲しいクルマが多すぎて困っています。