【超過激!?】クリオ(ルーテシア)2 R.S.のスペシャルモデルまとめてみたよ!

こんにちは、Canalです。

現在買える最も面白い車の1つにルノースポール(R.S.)があります。

フツーのハッチバックをベースに、エンジン、サスペンション、シャーシなど各所をチューニングして走りを楽しむことに特化したルノースポールですが、今から20年以上前に発売されたクリオ2(ルーテシア)R.S.という車をご存じでしょうか?

http://www.guide-des-gti.fr/

『コンパクトなボディ』に『ハイパワー2.0Lエンジン』を載せたクリオ2R.S.は、今でもファンの多い1台。そんなクリオ2R.S.に存在していたスペシャルな仕様をご紹介します。

R.S.リミテッド

http://www.auto-pub.net/ASL/menu_general.htm

フェイズ1唯一の限定モデルとして、R.S.発売から1年後の2001年に登場したのがR.S.リミテッドです。

このR.S.リミテッドは、スポーティな雰囲気が漂う通常のR.S.とは異なり、全体的にシックで大人な仕様になっていることが特徴です。ボディカラーは“ヴェールスカラベ”という深緑で、ホイールはR.S.ではOZ社製のホイールが装着するのに対し、リミテッドでは10スポークのBBS社製ホイールを装着しています。

内装では、ライトグレーのレザーシートとそれに合わせたライトグレーの内装パネルが特徴的です。サイドシルにはシリアルプレートが装備されています。

このリミテッドは通常のR.S.より内外装は控えめでも、パワートレーンはR.S.同様というかなり通好みの仕様ですね。

クリオR.S. 2.0 16V ジャン・ラニョッティ

https://www.planeterenault.com/

2002年に『グループNホモロゲーション用』にフランスでは300台限定販売、イギリスではカップという名前で販売されました。

フランスの名ラリードライバー“ジャン・ラニョッティ”の名前が付けられたこの車のボディカラーは、鮮やかなモンディアルブルー1色のみの展開で、ステアリングやシフトレバーもボディ同色のブルーに塗られています。

そしてジャン・ラニョッティ最大の特徴は、マイナス80kgの大幅な軽量化が施されたことです。ABSやESP、サイドエアバックといった安全装備はもちろん、エアコン、リアワイパー、スペアタイヤ、キセノンヘッドライト&ヘッドライトウォッシャー、後席中央席、助手席フロアマットなどの快適装備は全て剝ぎ取られています。

フロントシートも交換前提の為か、クリオの1.4L車用の簡素なものにグレードダウンされ、更に細かいところではオーディオもCDチェンジャーレス仕様になっています。また、ドアガラスも薄いものに変更されるという本気ぶり。

外装では、フロントに小さなリップスポイラーが装備され、リアスポイラーも少し大型化されています。

ホイールは、16インチのスピードライン製Turiniホイールが装備されました。そのため、標準車比でフロント20mm、リア10mmのワイドトレッド化がされています。足回りでは、標準車比で車高が3mm下げられ、ショックアブソーバーの調整など、専用に細かくセッティングされました。

日本への正規輸入は行われませんでしたが、並行輸入で少数輸入されました。ルノースペシャルショップの”SiFo”では、オリジナルの鍛造ホイールやマフラー、ラニョッティ本人サインステッカーを装備し、20台限定260万円で販売されました。

ちなみにフランス本国では、通常のRS比で2150ユーロ安かったようです。

クリオR.S. PS2

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PS2、ゲームじゃないですよ。(非R.S.のクリオ2には本当にゲームのPS2とコラボした限定車がありましたが)

基本的にはジャン・ラニョッティからの変更点は殆どありませんが、ジャン・ラニョッティではモンディアルブルーだったボディカラーがアイスバーグシルバーメタリックになり、ジャン・ラニョッティでは装備されなかったマニュアルエアコンが標準装備されます。価格はジャンラニョッティ比で400ユーロ高く、200台限定で販売されました。

クリオR.S.チーム182

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2004年に発売されたスペシャルモデルが、Team182です。クリオ2はこの年に小改良が行われ、最高出力が172psから182psに向上し、クルーズコントロール、ESPが標準装備されました。

チーム182では、これまでの限定車と違いボディカラーがサングインオレンジメタリックチタニウムグレーメタリックブラックゴールドメタリックブルーダイナモブルーアーティックメタリックの5色から選べるようになりました。

装備は通常のR.S.に比べ少し簡素化され、レザーとアルカンターラのシートはファブリックになる他、オートエアコンがマニュアルになりヘッドライトはキセノンではなくなりました。

また、オプションでサーキットパックというセットオプションを選ぶことができました。このオプションを選ぶと、レカロシート、スポーツサスペンション、フロント/リアスポイラーが装備されます。加えて、無料のオプションでボンネットからルーフ、テールゲートにかけてストライプを入れることも可能でした。

ジャン・ラニョッティ同様、通常のR.S.比で2150ユーロ安く購入できました。

クリオR.S.182トロフィー

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2005年に発売されたR.S.182トロフィーはフランスでは販売されず『イギリスで500台』と『スイスで50台』のみ販売されました。

ボディカラーはカプシカム(唐辛子)レッド1色のみの展開で、バネ下重量を抑えるためのスピードライン製Turiniホイールが装備されました。

そしてトロフィー最大の特徴はサスペンションにあります。車高が10mm低まり、スプリングレートが前20%、リア10%高くなりサスペンションがハード仕様になることに加えて、特別なショックアブソーバーが装備されました。ハイドロリックバンプストッパーで減衰力を発揮し、車体を素早く安定させることができるようになったのです。

またレカロシートが標準装備され、リアシートヘッドレストやサイドエアバック、レインセンサー、キセノンヘッドライトなどの重量物は削られました。

クリオ2R.S.最後の究極モデルのトロフィーは、当時世界最高のホットハッチとして高く評価されていました。いつか運転してみたいですね。

まとめ

クリオミーティング2022の様子

クリオ2のスペシャルモデルを5台紹介してきましたがいかがだったでしょうか?個人的には伝説のラリードライバーの名前が冠したジャン・ラニョッティに惹かれてしまいます。モンディアルブルーも最高にカッコいいです、痺れます。

(ここまでクリオ2R.S.の紹介をしてきたのに実は1度も運転したことがないのはヒミツです…)

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Editor

今日もトゥインゴゴルディーニR.S.に乗る大学生。欲しいクルマが多すぎて困っています。